くらし 神泉地区について知る(1)

旧神川町と旧神泉村が合併して、令和8年1月で20年を迎えます。
旧神泉村の神泉地区は、町の南西部に位置し、全域が県立上武自然公園に指定されています。総面積は24.25キロ平方メートルで、人口は約770人です。
神泉地区は、国指定名勝および天然記念物の三波石峡、昭和43年に完成した下久保ダム、城峯公園の冬桜等、町の観光スポットが沢山ある魅力ある地区です。

◆冬桜と冬桜まつり
城峯公園に咲く冬桜は、10月中旬から12月上旬にかけて開花し、別名「十月桜」とも呼ばれている珍しい桜です。薄紅色の小さな八重の花を咲かせ、特に11月は、周囲の紅葉した樹木と共に美しい光景を見せてくれます。
今年は、10月26日(日)に「冬桜まつり2025」が開催されます。ステージでのイベントや飲食物販、キッチンカー等も出店します。
また、10月26日から12月7日まで城峯公園の冬桜、紅葉のライトアップを行います。冬桜開花期間中、ぜひ城峯公園にお越しください。

◇神川町観光協会会長に聞いてみた!
神川町観光協会会長 村上さん

Q 冬桜まつり2025の目玉は?
今年のテーマは「この景色と地元に乾杯!」ということで、神川町観光協会が委託製造した、神川町特産の梨を使った梨のクラフトビールを楽しみながら冬桜まつりが楽しめます。無料の試飲も数量限定で用意する予定ですので、町営バスを利用してぜひお越しください。
※20歳未満の方に対しては酒類を販売しません。

Q 観光協会についてPRをどうぞ
神川町観光協会では、神川町の観光を盛り上げてくれる企業や個人事業主を募集しています。町内外でのPRイベントの参加・協力やイベントを主催して町の観光産業を盛り上げたい方はご連絡ください。

神川町観光協会では、「旬」な魅力を発信しています。最新情報は各SNSで発信しておりますので、フォローや友達登録をお願いします。

◆下久保ダムと神流湖
下久保ダムは、神川町と藤岡市の間に位置する多目的ダムで、重力式コンクリートダムとしては日本一の堤頂長605mを誇るL字型が特徴です。昭和39年にダム本体が着工され昭和43年に完成し、水資源機構により管理が行われています。
ダムの目的は、洪水が発生した場合にダム下流域で氾濫が発生しないよう洪水の一部をダムに貯め込んで、下流に流す水の量を減らす操作を行う「洪水調節」のほか、下流域へ水道用水などの必要な水を放流する「利水補給」を行います。また、ダムから水を流す際には群馬県企業局によりダム下流に設置された発電所により「発電」が行われています。ダム湖である「神流湖」は、城峯公園の展望台から眺めることができ、季節や天気によって様々な景色を楽しむことができます。

◇下久保ダムフラッシュ放流(2025.7.9)
短時間にダムから流す水の量を増加させることで、ダム下流に置いた砂利や砂を一緒に流し、三波石峡を含むダム下流河川の堆積物や付着藻類を洗い流すことにより、魚類などの生物にとって良好な環境に改善すること等が期待されます。