- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県
- 広報紙名 : ちば県民だより 令和7年1月号
■県立安房(あわ)高等学校
「学問って面白い!」
◆現役京都大生との連携
安房高校では、1年生の希望者を対象に、現役の京都大生が運営する学習塾と連携した授業「白熱教室」を開催しています。授業では、身近な疑問を一人一人の「問い」として設定し、その解決方法について大学生とオンラインで意見を交換。「大学での学問」や「研究活動」がどのようなものかを体験し、学ぶ心に火を付けています。
◆そんな視点もあったんだ!
高木(たかぎ)さん(1年)の問いは「和服の色や形がどのように確立したのか」です。「呉服屋さんで聞き取りをしたらどう?」などの意見が出る中、大学生が「作りやすさが関係しているかも」と被服学の視点を教えてくれました。他にも、石井(いしい)さんの「K-POPはなぜ世界で人気があるのか」、石塚(いしづか)さんの「安房高校にはなぜ軽音楽部でなくギター部があるのか」などの問いについて、経済学やマーケティング、教育学などの視点からアドバイスをもらいました。
生徒たちに感想を聞くと「新しい視点を知ることができた」「受験勉強は大変だけど、大学での学問は楽しそう」とのこと。身近な疑問と学問のつながりや、世界の見え方が変わる瞬間の喜びを感じられたようでした。これからも、憧れの大学生と交流しながら、学びへの理解を深めていきます。
◇安房高等学校(館山市)
1901(明治34)年に旧制中学校として創立。特別進学クラスを設置するなど、生徒の進路希望を支援しています。白熱教室の実施に当たり、学校が独自のプラン実現に向け寄付を募集する「千葉県県立学校チャレンジ応援基金」を活用しました。
問合せ:県立安房高等学校
【電話】0470-22-0130
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