- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県千葉市
- 広報紙名 : ちば市政だより 令和7年9月号
・チーム編集担当…我々が解説しよう!
「トイレは何とかなる」と思っていませんか?
実は、災害時にすぐに使えなくなる可能性があります。
地震や台風で、電気・水道が止まると、水が出なかったり、排水管や下水道設備が破損すると、水が流せなかったりして、普段使っているトイレが使えなくなるかもしれません。
トイレの問題は、高齢者、乳幼児、女性にとって特に深刻です。
におい、衛生、健康トラブルなどにつながるトイレの問題。この記事を読んで早めに備えましょう!
■なぜ、トイレの備えが必要なの?
・チーム編集担当…早めの準備が一番の安心につながります。
1.災害時にはトイレの数が不足したり、不衛生になって使えない場合がある。
2.トイレに行かなくなる。
3.飲むこと、食べることを我慢してしまう。
4.脱水症状、炎症、体力・免疫力の低下などの健康トラブルが起こる。
■状況に合わせた災害用トイレを紹介!
・チーム編集担当…トイレの使用後は手洗い、消毒をきちんと行いましょう。
◇自宅に留まるとき(在宅避難)
携帯トイレ…自宅の便器や簡易トイレに取り付けて使います。袋状で、すぐに使えて持ち運びにも便利です。
簡易トイレ…便器と排泄物を溜める部分が一体になったものです。ダンボールなどで作ることもできます。
◇避難所に避難しているとき
マンホールトイレ…水洗トイレに近い環境です。
仮設トイレ…丈夫なつくりです。
*設置まで時間がかかり、災害発生の直後は使用できなかったり、数が限られることもあります。
■携帯トイレを備えよう!
・チーム編集担当…携帯トイレを買ったら、まず一度使ってみることが大切です。
◇携帯トイレの使い方
携帯トイレには、主に吸水シートタイプと粉末凝固剤タイプがあります。
1.便座を上げて大きなポリ袋(45リットルがおすすめ)を取り付け、便座を下げて、その上から携帯トイレの袋を取り付けます。
2.携帯トイレの袋の中に排泄し、吸水シートまたは凝固剤で排泄物を固めます(投入のタイミングは商品により異なります)。
3.携帯トイレの袋だけを取り、空気を抜いて口を結び、密閉できる容器にしまいます。ごみ収集が再開してから捨てましょう。
◇携帯トイレの必要数
1日1人約5回 × 家族の人数 × 7日以上
4人家族の場合…約140回分が必要
■災害時のトイレの重要性を学ぼう!
・チーム編集担当…この機会に勉強して、家族や友達などにも教えてあげましょう!
◇防災パネル展
「災害時のトイレ対策」をテーマに、携帯トイレの備蓄を啓発するための防災パネル展を開催します。
詳しくは、「千葉市 防災パネル展」で検索
日時:9月9日(火曜日)から16日(火曜日)9時から21時(9日は11時から、16日は16時まで)
会場:生涯学習センターアトリウムガーデン
◇防災リーダー研修会
トイレ対策に知見のあるNPO法人日本トイレ研究所の島村允也(しまむらまさや)さんを講師に迎え、研修会を行います。
日時:10月25日(土曜日)14時から15時30分
会場:美浜文化ホール
内容:災害時の「困った」を減らす!トイレ対策講座~集合住宅・戸建てそれぞれの備え~
定員:先着300人
申込方法:Eメールで、必要事項〔本紙15面〕のほか、参加人数、自主防災組織名または町内自治会名(所属している方)を明記して、市役所コールセンター【E-mail】[email protected]へ。【電話】245-4894、【FAX】248-4894、郵送も可。
郵送先…〒260-8722千葉市役所防災対策課。
■トイレ以外も備えよう!
・チーム編集担当…日常生活で消費しながら備蓄するローリングストックを心がけましょう!
◇始めよう ローリングストック
・備える
・消費する
・買い足す
◇備蓄品チェックリスト(ライフラインが復旧するまでに必要な食料や水、最低限の日用品)
食料品…缶詰・レトルト食品など簡単な調理で食べられるもの(1人最低3日分)
飲料水…ペットボトル飲料水など(1人1日3リットルを目安)
生活用品(1)…携帯トイレ、マスク、消毒液、ウエットティッシュ、体温計
生活用品(2)…歯ブラシ、カセットコンロ、使い捨て手袋など
照明・電源…ランタン、乾電池、モバイルバッテリーなど
◇非常持ち出し品チェックリスト(避難時に最低限持ち出すもの)
貴重品(1)…現金、預金通帳、キャッシュカード、印鑑
貴重品(2)…マイナンバーカード、運転免許証など
避難用具…懐中電灯、携帯ラジオ、ヘルメット、軍手、雨具、長靴など
衣料品類…着替え、下着、靴下、スリッパ、タオル、防寒具など
その他(1)…紙皿、紙コップ、割りばし、眼鏡(コンタクトレンズ)
その他(2)…ばんそうこう、包帯、普段飲んでいる薬のほか、〔上記〕備蓄品
◇「みんな違う、我が家に合った備蓄品」チェックリスト
妊産婦や乳幼児がいる場合…哺乳瓶、ミルク、離乳食、おむつ、母子健康手帳
高齢者…大人用紙おむつ、持病の薬、やわらかい非常食、入れ歯、補聴器
ペットを飼っている場合…(詳しくは〔本紙14面〕)
その他…生理用品、オストメイトの対策、防犯ブザー、使い捨てカイロ、アレルギー対応食品
・チーム編集担当…自分に合った備蓄品を調べてみましょう!詳しくは、「東京備蓄ナビ」で検索
問い合わせ:防災対策課
【電話】245-5113【FAX】245-5597