くらし [特集]災害から命を守る逃げ地図づくり
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県館山市
- 広報紙名 : 広報だん暖たてやま 令和七年9月号
館山市図書館と安房高校図書館では様々な連携事業を実施しています。
今回は、今月の「図書館だより(本紙P21)」で紹介する『災害から命を守る「逃げ地図」づくり』という書籍を題材に、危機管理課職員を講師にして地域住民(八幡、神明町)と生徒で「逃げ地図」を作成するワークショップを開催しました。
開催日の8月1日は、津波警報が発表及び解除された直後で、その時の様子も話題に上がりながら作業が進みました。
■「逃げ地図」の作り方
STEP01 浸水想定区域を囲む
「館山市Web版防災マップ」を見ながら、白地図上に津波の被害を受ける可能性があるエリアをマークする。
STEP02 避難場所と避難所にシールを貼る
市が開設する「指定避難所」以外に、「指定緊急避難場所」や「津波一時避難ビル」にもシールを貼る。
STEP03 危険な場所を話し合う
道が細い、倒壊しそうな空き家やブロック塀があるなど、避難経路として危険な場所を話し合って書き込む。
STEP04 徒歩での避難に要する時間を塗り分ける
津波避難の基本は徒歩移動。STEP03で話した危険な場所を通らないルートで避難場所までに要する時間を距離別に色分けする。
・安房高や神社などに看板があるので避難場所として知っていたけど、海沿いのホテルなどが「津波一時避難ビル」になっていることは初めて知った。地元の人から危険個所を聞けて良かった。
安房高1年 工藤柚香さん
・このワークショップでは、実際の地図に浸水区域を囲むところから始めたので、どこを避難経路にするのか視覚的に理解しやすくなった。
八幡連合区長 小滝仁さん
展示の詳細はP21へGo→
■カムチャツカ半島沖地震を起因とする津波警報
最大避難者数:1,552人
DATA:
令和7年7月30日
9時40分 千葉県(内房) 津波警報発表
18時30分 千葉県(内房) 津波注意報に切り替え
20時05分 津波観測最大 0.6m(布良観測所)
令和7年7月31日
10時45分 千葉県(内房) 津波注意報解除
指定避難所(7か所):船形小、那古小、北条小、館山小、西岬小、房南学園、富崎公民館
報告のあった避難場所:安房西高校、旧館山中学校、夕日海岸昇鶴、鶴谷八幡宮、晴れパークたてやま(旧健人館) など
被害報告なし(人的・物的)
■8/30~9/5 防災週間
「防災週間」とは、大正12年(1923)9月1日の関東大震災にちなみ、例年台風や大雨など災害が発生する時期に合わせて制定されました。
■その場でできる1分間の防災訓練!
シェイクアウト訓練
9/1(月)9:30~
防災行政無線や安全・安心メールなどの合図で3つの安全行動を実践しましょう。
問合せ:
書籍・展示について 図書館【電話】22-0701
ハザードマップについて 危機管理課【電話】22-3442