くらし 9月9日は救急の日 救急医療に関する正しい知識を学びましょう(1)

■救急車の適時・適正な利用を~1人でも多くの命を救うために~
令和6年の市の救急出場件数は31,585件。約16.7分に1回のペースで出場し、救急車の現場到着平均時間は9.9分でした。救急車の出場件数・搬送人員は年々増加しており、救急隊の現場までの到着も遅くなっています。
その中でも、入院を必要としない「軽症者」の搬送件数が多い状況が続いています。不適切な119番通報が続くと、救急車が本当に必要な人のところに行けなくなってしまいます。救える命を救うために救急車の適時・適切な利用をお願いします。

「救急車を待っている人は数分がとても長く不安に感じるので、一刻でも早く救急隊が現場に到着できるように協力してね」

○病院に行くかどうか、救急車を呼ぶかどうか判断に迷ったら
【電話】#7119(救急安心電話相談)や【電話】#8000(こども急病電話相談)に電話をしましょう。病院の診察時間外でも、医師や看護師が相談内容から病院の受診が必要かどうかなどについてアドバイスをしてくれます。

○こんな救急車の使い方はNG!
救急車で搬送される人の約半数が軽症者です
・病院で待たされるのが嫌だから
・自分で病院へ行けるけど、救急車なら無料だから
・紙で指先を切った。血は止まっているけど治療してほしい

■救急豆知識~Q and Aで知ってみよう~
Q.救急車を呼んだときに、用意しておくと便利なものは?
A.以下のものを用意しておくと便利です。
・かかりつけ病院の診察券
・保険証(マイナ保険証があると便利)
・お金(診察代やお薬代、帰りの交通費)
・普段飲んでいるお薬やお薬手帳
・お子さんの場合は、母子健康手帳、おむつ、ミルクなど

Q.サイレンは止められないの?
A.止められません。緊急自動車は緊急走行時にサイレンを鳴らし、赤色灯を点けなくてはならないと道路交通法で定められています。

Q.オートショックAEDってなに?
A.心室細動といわれる心臓のふるえを取り除くために、電気ショックを行う機器をAED(自動体外式除細動器)といいます。
最近は、オートショックAEDといって、ショックボタンを押さなくても自動的に電気ショックが行われる機器があります。
AEDの設置場所は松戸市地図情報提供サービス「やさシティマップ」の「AEDマップ」で確認できます。