- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県鴨川市
- 広報紙名 : 広報かもがわ 2025年4月1日号 No.511
精神疾患について知ろう(3)
~気分障害~
気分障害とは、気分の波が主な症状として表れる病気です。うつ状態のみを認める時は「うつ病」と呼び、うつ状態と躁状態を繰り返す場合には、「双極性障害(躁うつ病)」と呼びます。
うつ状態では気持ちが強く落ち込み、何事にもやる気が出ない、疲れやすい、考えが働かない、自分が価値のない人間のように思える、死ぬことばかり考えてしまい実行に移そうとするなどの症状がでます。躁状態では、気持ちが過剰に高揚し、普段ならあり得ないような浪費をしたり、ほとんど眠らずに働き続けたりする一方、ちょっとした事にも敏感に反応し、他人に対して怒りっぽくなったり、自分は何でもできると思い込んで人の話を聞かなくなったりします。
専門家の診察の上で、家族や本人、周囲の人が病気について理解することが必要です。うつ状態の時は、無理をさせずしっかりと休養をとれるよう配慮するとともに、躁状態の時は、金銭の管理、安全の管理などに気を付け、対応が難しい時には専門家に相談するなどの配慮が必要です。
※厚生労働省のウェブサイトから一部抜粋
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