くらし 〔特集〕公共施設の新しい未来~生まれ変わった三島小学校~

当初の役割を終えた公共施設の利活用事業を紹介する特集の第1弾です。今月号では、7月19日(土)に新たにオープンする旧三島小学校を活用した「房総クロスヴィレッジ」を紹介します!

時代を超えて、子どもたちの学び舎として地域で愛されてきた学校施設。近年、学校再編により当初の役割を終えた学校を、民間事業者が利活用し、新たな施設に生まれ変わらせる事例が全国で増えています。
今回は、令和2年に146年にわたる歴史に幕を下ろした旧三島小学校のリニューアルを紹介します。旧三島小学校は、本市の公共施設の利活用事業で、最初に利活用方針が示された施設で、公開募集で利活用事業者として選ばれた(株)新昭和が、スポーツ&合宿所へと改修しています。「房総クロスヴィレッジ」と名称を新たに、7月19日(土)にオープン。元Jリーガーのカレン・ロバートさんたちにより施設の運営が行われます。
子どもたちの思い出がつまった校舎の面影はそのままに、1階にサウナ付きの大浴場や談話室、2階には多目的室をはじめ、最大107人が宿泊できる宿泊棟が整備されています。また、グラウンド一面に人工芝が敷かれ、少年サッカーや国内では珍しい公式戦も行えるラクロスのコートとして利用できます。さらに、自然休養村管理センターの機能を一部移転し、地元野菜などの直売所も開設されるほか、オートキャンプを楽しむことができるテントサイトやカフェ・レストランなど、順次施設の機能が拡大されることになっています。
学校再編により当初の役割を終えた学校施設。市では民間事業者の知見を活かし、さまざまな形での利活用を積極的に進めています。これまでに新たな施設として生まれ変わった旧亀山中学校・旧松丘小学校のほか、旧小糸小学校や旧大和田小学校も利活用事業者が決まり、新たな活用方針が発表されました。
たくさんの子どもたちの成長を見守り、その役割を終えた学校施設は今、新たな地域の拠点として生まれ変わり始めています。

旧松丘小学校や旧亀山中学校の利活用の様子は次号以降でご紹介する予定です

■房総クロスヴィレッジ
旧三島小学校を改修し、7月にオープンするスポーツand合宿施設です。若者に人気のスポーツ・ラクロスやサッカーなどのスポーツ合宿のほか、企業研修、ゼミ合宿などにも利用できます。直売所、カフェ・レストランなどの施設も併設される予定です。

問合せ:公共施設マネジメント課
【電話】56-1374

■施設内覧会も予定しています
一般の方向けの施設内覧会を後日開催予定です。詳細は、決まり次第改めてお知らせします。

問合せ:房総クロスヴィレッジ
【電話】29-5950【メール】[email protected]