くらし 「プロジェクト未来遺産2024」に「日本三大くも合戦 横綱決定戦」が登録!

◆日本ユネスコ協会連盟「プロジェクト未来遺産2024」に「日本三大くも合戦横綱決定戦」が登録!
公益社団法人日本ユネスコ協会連盟は、2009年から日本の豊かな文化や自然を地域のたからものとして100年後の子どもたちに伝えていくことを目指す未来遺産運動を行っています。
今回、地域の文化・自然の保全・継承に取り組む市民の活動を登録する「プロジェクト未来遺産2024」に、富津フンチ愛好会主催の「日本三大くも合戦横綱決定戦」が登録されました。

◇地域の“たからもの”を100年後の子どもたちへ
・プロジェクト未来遺産とは?
市民の方が主体となって地域の有形文化・無形文化・自然を守り継承するプロジェクトを、メッセージ性・モデル性・次世代育成・地域活性化・独自性などを審査基準とし、日本ユネスコ協会連盟が登録するものです。

・登録証伝達式
「プロジェクト未来遺産2024」の登録に伴い、日本ユネスコ協会連盟による登録証伝達式が行われます。
観覧自由のため、ぜひお越しください。
日時:3月23日(日)14:00~(11:00~開場)
場所:富津公民館
登録証伝達式にあわせ、富津写真愛好家協会の協力で、フンチの歴史を辿る写真展が開催されます。
また、富津フンチ愛好会の会長の退任・就任に伴う引き継ぎ式が13:30から行われます。

◇日本三大くも合戦横綱決定戦とは?
毎年5月のゴールデンウィークに富津市富津の八坂神社で開催されている「くも合戦」は「フンチ」と呼ばれる「ネコハエトリ」というクモを戦わせる遊びで、富津市・神奈川県横浜市・鹿児島県姶良市で開催されています。
富津フンチ愛好会では、横綱決定戦のほか、地元の小学校などにおけるクモの採取・飼育講座を実施し、郷土愛の醸成と後継者の育成に努めています。また、大会後はクモを生息地に戻し、クモの生態や生息地の環境に配慮しながら、地域を代表する行事としての継承を目指しています。

・フンチとは?
「フンチ」はハエトリグモの一種で、正式名「ネコハエトリ」と呼ばれる体長1センチほどの小さなクモの事です。
このクモは、桜の咲く頃が繁殖期となり、オスがメスを取り合う習性を利用し、オス同士を戦わせる伝承遊びが受け継がれて来ました。子どもから大人まで気軽に参加できる大会として「ネコハエトリ界の最強」の称号「横綱」を目指し、参加者は市外・県外と多くの方が訪れています。

◇富津フンチ愛好会
富津フンチ愛好会については、ホームページやYouTube「フンチチャンネル」からご覧ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。

◇こんな活動も行っています!
・フンチ自然体験学習
小学生を対象にフンチ自然体験学習を実施しています。フンチの生息地などを一緒に観察し、実際に捕まえてみるなど、フンチへの関心を高めてもらう活動をしています。

◇富津フンチ愛好会からのメッセージ
子どもから大人まで、幅広い世代が同じ目線で楽しめて、自然に触れ感動体験ができる、とても魅力的な文化です。100年後、200年後の子どもたちへと繋げていくことが、私たちの使命だと感じています。地域、世代問わず楽しめる大会となっていますので、5月4日(日)に富津八坂神社でお待ちしています。くも合戦文化を一緒に楽しみましょう。

問い合わせ:富津フンチ愛好会
【電話】090-8051-0007