その他 特集【市PR大使を紹介します】

■俳優長谷川朝晴さん 自分の感情を大切にして進んだ先に

PROFILE:はせがわともはる
◉四街道市出身の俳優。八木原小学校・千代田中学校卒業。1993年、明治大学在学中にジョビジョバを結成。2002年12月に活動を休止するまで、テレビ・ラジオ・イベントなどに出演。その一方で、個人でのドラマ出演や趣味の音楽の知識を生かし、音楽誌にエッセイを連載するなど、活動は多岐にわたる。2022年1月「四街道市PR大使」就任。

○なぜ俳優を目指したのか
「俳優を目指したことはありません。大学で出会った仲間達と始めた芝居が面白くて、30年経ってもまだ続けている…という感じでしょうか」
俳優として活躍する長谷川朝晴さん。2010年に公開された映画「ヘヴンズストーリー」では第25回高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞。昨年は日本テレビ系列木曜ドラマ「約束~16年目の真実~」、テレビ東京月曜ドラマ「さすらい署長」シリーズなどに出演している。
多くの映画や舞台、ドラマなどで活躍するなか、俳優という職業については「俳優になることはとても簡単なことで、〝私は俳優です〟と言った瞬間に誰でも俳優になれます。特別なことは何もありません」と謙虚に話す。八木原小学校創立50周年記念式典での講演1月23日に開催された八木原小学校の創立50周年記念式典では、卒業生である長谷川さんがゲストとして迎えられ、全校児童に向けて講演を行った。
会場の児童に質問を投げかけてコミュニケーションを交わし、多くの笑い声に包まれた本講演は、長谷川さんのユーモア溢れる気さくなキャラクターが感じられた。
長谷川さんは講演の中で自身の小学校生活を振り返ると「(入学当初)僕は早生まれで(体が)小さかったし、特に頭もいいわけでもないし、運動ができるわけでもないし、自分はどんな人間かまだわからなかったんです。パッと周りを見ると、頭のいい子、字がきれいな子、絵がうまい子、足が速い子、ドッジボールがすごいうまい子、いっぱいいるわけですよ。何とか自分のポジションを見つけなきゃいけない。毎日考えていると、〝面白いこと言う人〟っていうポジションがまだ空いていたんです。これだと思いました」と話す。
「その時に感じた〝こっちのほうが面白いな。楽しそうだな。ワクワクするな〟ということをやってみる」。その感覚が役者を志したきっかけにも通ずると話していた。自分の中の〝楽しい〟という感情を大切にしてほしいというメッセージは多くの児童の心に届き、勇気を与えていた。

○PR大使としての思い、役者としての展望
「PR大使のお話を頂いた時は大変光栄という気持ちとともに、何か貢献できることはあるだろうかと不安な思いもありました。先日の八木原小学校で講演をさせていただいたり、少しでも何かできることを還元していければ良いのかなと、今は感じています」
講演の後は市役所に訪れ、1階市民ホールに展示している自身の等身大パネルにサインも。記念撮影中も終始楽しいトークと笑顔で場を明るくしていた。今後の役者としての展望を尋ねると、「死ぬまで俳優ができたら良いなと思っています。そして欲を言えば、この先も誰かに求められる人間でありたいと願っています」と話す。

○四街道の未来を担う子どもたちへ
「さまざまな状況、環境、思い、人間関係、問題、未来、夢、宿題など、色々あると思いますが、感じたままで大丈夫です。紆余曲折しながら、前後左右ななめに進んで行きましょう。道は前だけではありません、あらゆる方向に皆さん独自のルートがあることでしょう。応援しています」
今回の取材で垣間見えた長谷川さんの温かい人柄。今後も俳優としてあらゆる場面でさまざまな顔を見せ、人々を幸せにし、四街道を盛り上げてくれるだろう。

問合せ:政策推進課【電話】421-6162