- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県袖ケ浦市
- 広報紙名 : 広報そでがうら 2025年4月1日発行 第1060号
施政方針とは、市長の市政運営に対する基本的な考え方や、主要施策について述べたものです。全文は市ホームページをご確認ください。
※事業費は、原則1万円未満を四捨五入しています。
■市政運営の基本的な考え方
全国的に、さらなる少子高齢化の進行や、今後見込まれる人口減少による影響などが課題となっており、地域社会における持続可能性についても、危機意識が高まっています。
本市では、前期基本計画が今年度末をもって終了することから、次の未来を見据えた令和8年度から始まる後期基本計画を策定していきます。
コロナ禍以降、将来の予測がより困難な時代が到来していますが、新たな視点と斬新なアイデアを積極的に取り入れて成長することを目指し、全力を尽くします。皆さんの信頼と協力をいただきながら、職員一丸となって市政運営にあたります。
■重点的取組
◇1.未来へ、安心して暮らしやすいまちづくり
・居住機能、福祉・医療・商業などの都市機能の誘導や公共交通の充実など、まちづくりのマスタープランである「立地適正化計画」を2年間で策定します。
・臨海スポーツセンターや百目木公園などの施設の活用を含め、地域の特性と特徴を活かしたまちづくりを検討します。
・歩行者の安全性を確保するため、市道三箇横田線などの整備を進めるほか、地域の発展を支える道路網の整備に取り組みます。
・市内全域で運行しているデマンド型乗合送迎サービス「チョイソコがうら」の実証運行を通して、利便性を向上する運行方法の検討や利用促進の取組を進めます。
主な事業:
・都市計画事務事業…15,244千円
・三箇横田線建設事業…34,004千円
・地域公共交通づくり事業…99,945千円
◇2.未来を担う子どもたちのためのまちづくり
・児童生徒数の増加に対応するため、奈良輪小学校の校舎内で運営している放課後児童クラブを、学校敷地内に新しく整備する施設に移転し、また昭和中学校では、令和8年度の供用開始に向けた校舎の増築工事を進め、教室を確保します。
・増加する保育需要や子育てニーズに応えるため、小規模保育施設の整備のほか、保護者の就労要件を問わず時間単位で保育所などへ預けられるように、令和8年度から行う「こども誰でも通園制度」の検討を進めることで、子育てしやすい環境づくりに取り組みます。
・「こども基本法」に基づき、こどもまんなか社会の実現を目指して「こども計画」を策定します。
主な事業:
・昭和中学校校舎増築事業…849,485千円
・私立保育施設等整備助成事業…117,489千円
・こども計画策定事業…9,306千円
◇3.未来につなぐ、災害に強いまちづくり
・長期的な避難にも対応できるように、避難所としての体制や機能の向上に取り組みます。
・避難所としても活用する、昭和・根形・平川の各交流センターの屋根や空調などの改修を行います。
・有事への備えを万全にするため、段ボールベッドやニーズに応じた備蓄品の更新を行います。
・被災者生活再建支援システムにより、被災者台帳の作成や管理、罹(り)災証明書の発行などの業務を迅速に行う準備を進めます。
主な事業:
・震災対策備蓄倉庫管理事業…11,464千円
・災害情報等伝達手段確保事業…17,818千円