- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県袖ケ浦市
- 広報紙名 : 広報そでがうら 2025年8月1日発行 第1064号
■社会を明るくする運動~保護司インタビュー~
「社会を明るくする運動」とは、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。今年で75回目を迎えます。
市では7月1日に、市長を推進委員長として、保護司会を中心に更生保護女性会などとともに啓発活動を実施しました。
◇立ち直りを支援しています
宗政恒興さん
高校教員時代に生徒たちへ、声を大にして呼びかけていたことは、この混沌とした時代にこそ夢を持ち続けようということです。夢を持ち続け、コツコツと努力していれば、必ずチャンスはめぐってくる。チャンスがめぐってきたら「やればできる」という意気込みで、失敗を恐れず、積極果敢に挑戦しようと、機会があるたびに話してきました。
そこで、退職後は私なりに、何かの理由でミスを犯した人に寄り添い、その人の抱える課題などを話し合い、家族などの理解と協力を得て、その人が「安心して生活できる環境づくり」を目指して、立ち直りを支援するボランティア(保護司)に参加しました。これまでの14年間で学んだことは「心から寄り添う」ということです。今後も、誰もが「夢」や「希望」を持って、立ち直りのできる温もりのある社会づくりに、微力ながら努力します。
◇保護司活動を通じて
佐々木眞由美さん
保護司になって9年目を迎えます。新任研修を受けたときは、知らない言葉がたくさん出てきてビックリ!今でも教書を手放せません。
保護観察などを続けていくうちに、その人を取りまく家族、環境、考え方が見えてくるので、私は話を聞き、心の重荷を少しでもおろしてもらえたら良いなと感じています。
就業や登校支援、家族関係などの問題点には、保護観察官に加わっていただき、対応を話し合います。本人がやりがいを感じていることや楽しんでいることは受けとめ、「人生のプラス」を応援します。こうして保護観察の満了日を迎えることは、喜ばしいことです。
今後も保護司の役目を真摯に努めたいと思います。
問合せ:地域福祉課
【電話】62-3157【FAX】62-3165