子育て けんこう いんざい 263

■SNS活用世代の子どもと楽しい生活時間をつくるコツ!
近年では、スマートフォン、ゲーム機器の利用が急速に進んでおり、SNSなどを利用する機会が多くなっています。インターネットの利用率では2歳で62.5%、12歳以上で約99%と年齢とともに高くなっています。
SNSなどは、情報の入手やコミュニケーションの方法の一つとして欠くことができないものとなっていますが、一方で中毒性や犯罪を引き起こすといった問題も生じています。上手に向き合うためには家庭でのルールを作りましょう。

●使用時間の制限
世界保健機関(WHO)では、5歳まではテレビやゲームの画面を見る時間を1日1時間未満に制限することを推奨しています。

●子どもとルールをつくる
楽しい時間であるよう細かすぎないルールにし「もう少し」という子どもの希望にも耳を傾けてあげましょう。子どもは急にルールを守れるものではなく、年齢や発達とともにコントロールできるようになるので、繰り返しルールの確認をしていきます。「○○したらゲーム」というルールを作ることなども有効ですが、子どもが気持ちを切り替えられた行為に関心を持ち、「自分で気づいてできたね」と言葉でほめてあげるとよいでしょう。

●生活時間を乱さない利用
「何時から何時までは食事の時間ね」と時間の区切りをつけるルール作りも大事です。「ゲーム依存」という言葉がありますが、ゲームを長時間することが依存というわけではありません。もしかするとお風呂に入りたくない、興味がないなどの気持ちから現実逃避するためにゲームを利用しているのかもしれません。ゲームだけを悪者にせず、生活時間のあり方についても子どもと一緒に話し合いをしましょう。

●ペアレンタルコントロール
インターネットを利用の際、不適切な情報の閲覧やコンテンツの利用を制限するなど、保護者による管理や、子どもの判断力に合わせた利用環境を整えることが重要です。

問合せ:子ども家庭課母子保健係
【電話】33-4762