くらし 令和7年度施政方針の概要(1)

■心ひとつに 未来に向かって飛び立つ躍動のとみさと
令和7年2月19日、令和7年第2回富里市議会定例会で五十嵐博文市長から施政方針が発表されました。
その中から、重点事業や今後の取組をお伝えします。

▽富里市長 五十嵐博文
令和7年度は、本市の基本計画の施策を展開する第2次政策実行計画がスタートします。市民起点の行政経営を基本姿勢とし、更なる歳入改革を推し進める一方で、特に健康・福祉・教育分野を中心に政策を進め、市民の皆さまが富里に住んでよかったと実感できるまちづくりに取り組んでまいります。
一般会計予算は、184億5,500万円で、前年度と比べ7.5パーセント増となり過去最大の予算規模になりました。令和7年度は、「結婚から子育てまでの重点支援」・「環境気候変動対策」・「都市計画道路3・4・20号成田七栄線の整備」を3つの重点項目としています。「環境気候変動対策」では、議場において2025年の温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すゼロカーボンシティの実現に向け、取り組んでいくことを宣言しました。
※施政方針全文は市公式ホームぺージをご覧ください。(2次元コードは本紙をご覧ください)

■3つの重点項目
▽結婚から子育てまでの重点支援
これからを担う若い世代が、結婚・妊娠・出産・子育ての希望を実現することができるよう、新たな支援策を検討するため、令和5年11月と令和6年1月に、市民ニーズの把握を目的としたアンケート調査を実施しました。令和7年度から本格的な第1歩を踏み出し、新たな支援策はホップ・ステップ・ジャンプと、3カ年を目途に拡充を図ることを目指しています。その最初の取組として、下記7つの施策を実施します。
※詳しくは本紙5ページへ

▽環境気候変動対策
〔ゼロカーボンシティ宣言〕
二酸化炭素などの温室効果ガス排出量が増え、地球温暖化は進む一方となっています。
国や県では、今後の脱炭素社会に向けたさまざまな取組が進められています。
本市においても、令和6年度に地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定することに合わせて、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを宣言しました。
※ゼロカーボンとは
温室効果ガスの排出量を減らすとともに、森林による二酸化炭素の吸収量を増やすことで、排出量をプラスマイナスゼロにすること。

〔気候変動への取組〕
「気候変動対策プラットフォームの設置・推進」、「協働・連携による気候変動対策に寄与するグリーンインフラ整備」、「防災・減災につながる脱炭素のまちづくり」を重点プロジェクトとして、位置付け推進します。
また、農業分野では、これまで取り組んできた市独自の高温対策の支援に加え、病害虫防除への支援にも取り組みます。

▽都市計画道路3・4・20号成田七栄線の整備
日吉倉字離山地先から七栄字北新木戸地先までの未整備区間、延長約1.1キロメートルは、令和6年度に全ての用地取得が完了し、令和8年度完成を目指します。本道路沿道地域の土地利用についても、地域にふさわしい魅力あふれる良好な市街地の形成を図ります。