文化 富里高校ジャズオーケストラ部 ニューヨークの舞台へ

■富里高校ジャズオーケストラ部「ザ・マッド・ハッターズ」
▽PROFILE
「ジャズが好き・ジャズを好きになってもらいたくて」をテーマに、日本のみならず世界にSwingを届け続ける。
創部37年、ディレクターであるプロジャズトランペット奏者の篠原正樹さんの指導のもとでジャズを学び、これまで日本ステューデント・ジャズ・コンテストでは5大会連続の1位を獲得するなど国内トップの実績を残す。また、世界3大ジャズフェスティバルであるMonterey Jazz Festival NGJFに2008年にアジアから初の招待出場以来5回参加するなど、日本のみならず世界的に活躍。
富里市内では、中央公民館でのコンサート開催や末廣農場での演奏で市民に親しまれている。

■ニューヨークで世界の高校生と競う
5月7日~11日にかけて、ジャズの最高峰であるアメリカ・ニューヨークのジャズアットリンカーンセンターで、世界大会「30th Essentially Ellington Competition and Festival」が開催されました。
世界的トランぺッターのウィントン・マルサリスさんの招待を受けて参加が実現。
全国から厳しい予選を潜り抜けた27校と、富里高校・スペイン・オーストラリアの3団体が招待を受け、計30校が参加し、高いレベルの演奏がされるなか、富里高校からは3人が受賞されました。
※詳しくは本紙をご覧ください

■世界大会出場!部員のリアルボイス
▽出場が決まって
・信じられないくらい嬉しくて、夢が叶ったような気持ちでした。今までの練習の努力が報われた感じがして、仲間と一緒に喜び合った瞬間は一生忘れられません。
・画面越しで見ていたあの憧れのステージに自分たちが立てるなんてびっくりでした。
▽旅立つ前に
・今までの先輩の栄光を心の底からありがたく思い、部活の存続、地域の方々や先生に恩返しができるように、できる限りの練習に取り組みました。
・費用の面もあり、全員で行くことができない状況だったので、行けない人の分も自分たちが全力を尽くしてこようと思いました。
▽演奏を経験して
・日本では味わったことのない本場の温かい歓声がとても心に熱く刻まれました。今まで演奏してきた中で一番楽しかったです。改めてジャズの楽しさを感じました。
・他団体の演奏がとにかく凄まじく、圧倒されました。あのような舞台で演奏できて本当に良かったです。
・実際に大会で演奏したときは、緊張もありましたが、それ以上に「音楽で世界とつながっている」という感覚があって、とても感動しました。
・他校の演奏にも刺激を受け、自分の演奏にも、もっと可能性があると感じました。音楽の力を改めて実感しました。

■顧問から見たニューヨーク遠征を実現したつながり
今回のニューヨーク遠征の実現は、20年以上、指導をして頂いている講師の篠原さんがこれまで築いてくださったつながり、歴代の部員がつなげてきた努力、そしてご支援いただいた全ての人によるものです。ジャズの本場であるアメリカの高校生たちの演奏は圧巻でしたが、同じステージで自分たちの音を表現できた部員たちを誇りに思います。ザ・マッド・ハッターズの音楽を聴きにきてください。コンサート会場でお待ちしております。
(顧問 伊藤)

■世界に響いた演奏を富里で聴きませんか
▽とみさとJAZZ FESTIVAL 2025
日時:8月2日(土)13:30~(開場 13:00)
会場:中央公民館講堂
▽Summer Concert
日時:8月30日(土)13:30~(開場 13:00)
会場:中央公民館講堂
チケット販売など、詳しくは公式Instagramをご覧ください。

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