健康 9月9日は救急の日(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県富里市
- 広報紙名 : 広報とみさと 令和7年9月号
救急業務や救急医療に対しての理解と認識を深めるとともに、救急医療関係者の意識の高揚を図るため、昭和57年から毎年9月9日は「救急の日」、救急の日を含む1週間(9月7日~9月13日)は「救急医療週間」と定められています。この機会に救急医療について考えてみませんか。
■富里市では2024年の救急出動が過去最多
▽出動件数と搬送者数
▽傷病程度別搬送状況(2024年)
▽10年間で958件増↑
1日平均8件出動
最近の救急出動では、搬送された人のうち、初診時に医師により入院を要しない軽症と診断された割合は約4割を占めています。
▽救急隊の平均現場滞在時間推移
▽軽症例の救急搬送が増加すると救急車が現場から出発できない
軽症例の救急搬送が増加すると、病院の受入体制もひっ迫してしまい、搬送先病院決定までの時間が掛かり、現場滞在時間が長時間に及ぶことになります。そのため、出動可能な救急車の台数が不足し、真に救急車が必要な人を救うことができなくなってしまうことに繋がります。
■ご理解ご協力を!救急車の台数には限りがあります
救急車は、「緊急」に医療機関を受診するための手段です。自身で医療機関を受診できる状況にも関わらず、不要・不急の救急要請により、本当に必要な人のもとへの現場到着が遅れる可能性があります。
市消防署では、現在4台の救急車で救急出動に備えています。一刻を争う事態が発生したときに、いち早く駆けつけることができるよう、ご協力をお願いします。
▽実際にあった事例
・蚊に刺されてかゆい
・深爪をした
・救急車で病院に行けば、早く医師に診てもらえるから
・救急車は無料だから
救急現場では、1分1秒が勝負です。苦しんでいる人や不安を感じているご家族に少しでも安心を届けられるよう、冷静かつ迅速な対応を心掛けています。
救急救命士 小谷地
■救急車を呼ぶか迷ったら「#7119」・小児「#8000」で相談
具合が悪くなり、「医療機関を受診するか」「救急車を呼ぶか」迷われたときは、「【電話】#7119」にご相談ください。原則、看護師が相談に応じ、必要な場合は医師に転送します。救急車を呼ぶ前にお気軽にご相談ください。また、小児のご相談は「【電話】#8000」をご活用ください。
※詳しくは本紙をご覧ください
▽千葉県救急安心電話相談
【電話】#7119(ダイヤル回線・IP電話【電話】03-6810-1636)
平日・土曜日:18:00~翌朝8:00
日曜日・祝日・年末年始・ゴールデンウイーク:9:00~翌朝8:00
▽こども急病電話相談
【電話】#8000(ダイヤル回線・光電話・IP電話【電話】043-242-9939)
毎日:19:00~翌朝8:00
※相談は無料ですが、通話料は利用者の負担です。あくまでも電話によるアドバイスであり、診断や治療はできません。
※現在治療中の病気や治療方針・医薬品の使用方法・介護・健康・育児・精神科などに関する相談は受けられません。
■緊急だと思ったら、ためらわず「119」を
▽緊急ってどんなとき?
緊急性の高いと捉えるべき症状が掲載された「救急車利用リーフレット」を消防庁が作成しています。確認しておき、いざという時に備えましょう。
・顔半分が動きにくい、またはしびれる
・突然の激痛
・立っていられないなど
消防庁ホームページからダウンロードできます。(2次元コードは本紙をご覧ください)