その他 味わい続けたい、変わらない美味しさをこれからも

◆二人三脚で育んだ農作物を無駄なく活かす
気温30℃を超え太陽が照りつける7月初旬。蓮沼で石橋伯省(のりよし)さんと妻の正枝さんが営む「ファームいしばし」の落花生畑に伺いました。
「この時期は毎朝5時から、畑の草取りをしています」と汗を拭う正枝さん。夫の伯省さんが栽培する約8反歩の畑では落花生をはじめ、さまざまな農作物を作り、正枝さんは主に商品開発や販売を担当しています。
他県から嫁いできた当時は、農家とは無縁の仕事をしていましたが、10年前に兼業農家の伯省さんが専業農家へ転向することになり「私だけ冷房が効いた職場にいられない(笑)」と、夫妻二人三脚の農業がスタートし、商品開発へと拡がりました。
最近では「チラシに石橋さんの名前があったから来ました」とマルシェに足を運ぶお客様も増え、正枝さんがラベルデザインを手掛ける落花生の商品は、お客様からも好評を得ています。「手塩にかけた商品を待っていてくださるお客様がいることが一番の喜びで、やりがいを感じます」と語ります。
伯省さんは「昨年は高温によるネギの根腐れやジャンボタニシによる被害で米の収穫量が減少するなど農業を取り巻く厳しい環境で失敗も多いけれど、それを糧にプラスへ転じることも多い気がします」と前を向きます。
現在、代々受け継がれてきた漬物の味を守りつつ、出荷できない規格外のウリなどの農作物を活用できるよう、自宅敷地内に漬物加工施設を整備する新たな計画も進行中です。
正枝さんは「収穫できた農産物を無駄なく使い、地元に愛される特産品にしたいです。落花生を販売していると『八街ですか』と聞かれることが多いのですが、山武市が千葉県発祥であることを知ってもらえるように頑張りたいです」と意気込みます。

▽ファームいしばしInstagram
※広報紙掲載の二次元コードをご覧下さい。

◆~ファームいしばしイチオシレシピ紹介~
超簡単!キャラメルナッツ
◇材料2人分
ナッツ(素焼き)100g
A
水…大さじ4
牛乳…大さじ2
砂糖…大さじ5
バター…10g

(1)フライパンにAを入れて中火にかけ、フライパンを揺らしながら砂糖とバターを溶かす。
(2)沸騰が始まると、泡がブクブク立ち上がるので、ひたすらフライパンを揺らし続けます(ヘラ等で混ぜるとダマができやすくなります)。
(3)色が薄茶になってきたら弱火にし、好みの色になるまで火をかけます。
(4)好みの色になったらナッツをフライパンに投入し、手早くキャラメルと絡めます。
(5)クッキングシートにナッツを広げて温かいうちに1粒ずつ離します。キャラメルが熱いので火傷に注意してください。