子育て かがやけ☆いすみの子☆~岬中学校の紹介~

本校は、昭和38年に夷隅・太東・南総の3つの中学校が合併し、創立されました。少子化の波を受け、生徒数は減少していますが、近年は市の移住促進活動等の影響もあり、学区内に多様な目的で移り住む方々が増えているため、減少幅は緩やかになっています。全校生徒260名、教職員は36名です。
学校教育目標を『自覚・立志・健康の校訓のもと、心身ともにたくましい生徒の育成』とし、目標達成に向けて、多様な地域の方々にご協力いただきながら日々、教育活動に取り組んでいます。

■人を思いやる優しさをもった生徒の育成
日常の生活の中で、他者を思いやったり、意見を尊重したりする場の設定を大切にしています。
岬中学校では、生徒会が中心となって、学校生活のルールの見直しを行っています。1つ1つの小さなルールでも疑問があれば学級会で取り上げて、それを全校の評議会にかけ、話し合いを行います。場合によっては、再度学級会を行い、議論を深めます。この活動を通して、生徒たちは、自分とは違う意見に触れ、どのように合意形成していくかを学んでいきます。時間が掛かりますが、この活動は自分たちの手でルール改正を行うという、主権者教育として将来にもつながっています。さらに運動会や部活動の大会などの行事の際には「君に届ける岬中応援プロジェクト」と題してお互いの健闘を祈ったり、称えたりする場を設定しています。

■協力し、支え合える生徒の育成
授業では、基礎基本の定着に努めながら、ペア学習やグループ学習を取り入れ、生徒同士が互いの考えを出し合い、その良さや違いに気付きながら自分の考えを深めていく授業づくりを進めています。協力し支え合いながら課題に取り組むことで学びが深まるだけでなく、人と関わる力や思いやりも育ち、これからの社会で求められる力の土台を身につけていきます。

■次世代をつないでいく爽やかな生徒の育成
地元企業のご協力による職場体験学習、地域の方々を招いての職業講演会など、地域の特色を生かして、地域に学ぶことを大切にしています。地域の伝統食としての太巻き寿司づくりや入学式・卒業式で胸に飾るコサージュづくり、地域の事業所等へ配付する絵手紙の作製など多くの地域の方々のご協力のもと学習活動に取り組んでいます。
これらの活動を通して、次世代をつないでいく爽やかな生徒を育成し、これからの社会を創る地域の一員として貢献できることを願っています。