子育て まちこれ!vol.5
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- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県栄町
- 広報紙名 : 広報さかえ 令和7年4月号vol.871
このコーナーでは、町民のみなさんに、まちづくりの課題と今後の取組みをお知らせするため「まちのこれから」=「まちこれ!」と題し紹介していきます。
■『地域社会全体でこどもを守り育てるまちへ』
人口減少は日本全体の問題であり、一つの自治体で解決できる課題ではありません。
本町でも、少子高齢化に伴う人口減少が進んでおり、将来にわたって持続可能なまちを実現していくためには、現在の人口構造を、若い世代の転入および定住促進により改善するとともに、出生率を高める必要があります。
しかし、これまでの住宅や医療などへの経済的支援のみでは、もはや人口減少の流れを止めることはできず、むしろ近年では、社会的価値のあり方をめぐって、経済効率性の追求のみから、SDGs(持続可能な開発目標)やウェルビーイング※といった議論がされるようになっています。
町では地域社会全体でこどもを守り育てる「こどもまんなか社会」の実現を通し、こどもや若者、子育て当事者はもちろん、すべての人々にとって、幸せを感じられるあたたかいまちをつくり、住んでみたい、住み続けたいまちを目指すこととし、その結果として出生率の回復や人口減少の緩和、高齢者福祉の向上につながっていきます。
※ウェルビーイングとは…身体的にも精神的にも社会的にも満たされた幸福な状態
■~こどもまんなか社会の実現を目指して~
3月4日に栄町役場で橋本町長と参加町民による「栄町こどもまんなか」を宣言しました。
こどもまんなか社会とはこどもや若者の権利が保障され、健やかな成長を社会全体で後押しすることで、将来にわたって幸せに生活ができる社会のことです。こどもたちが自分の能力を生かしたり、希望を叶えたりすることができる社会は、町の未来を担う人たちをを育てることにもつながります。
■栄町こどもまんなか宣言
水と緑の豊かな自然環境に恵まれ、歴史と文化に彩られたこのまちで、未来を支えるすべてのこどもたちが、心豊かに学び、生きがいをもって健やかで幸せな生活を送ることができることは、わたしたちみんなの願いです。
そのためには、行政のみならず、家庭・地域・学校・事業者などが一体となり、社会全体であらゆる面からこどもたちを支え育み、すべての人々が幸せを感じられるあたたかいまちをつくるため、「こどもまんなか社会」の実現を目指し、ここに「栄町こどもまんなか」を宣言します。
一.こどもの権利を守り、こどもにとって最もよいことを第一に考えます。
一.こどもの視点を尊重し、こどもの意見を聴き共に成長します。
一.こどもが自らの将来に、夢や希望を持てる環境づくりに取り組みます。
一.町民相互に世代を超えて、すべての人々がこどもを守り、育てます。
令和7年3月4日
■栄町こども計画
こどもまんなか社会の実現~すべての町民がウェルビーイングなまち~
▽計画期間
令和7年度から令和11年度
未来を支えるすべてのこどもたちを町民相互に世代を超えて、支え育み、健やかで幸せに成長できる「こどもまんなか社会」を実現します。
「こどもまんなか社会」の実現を通して、こどもや若者、子育て当事者はもちろん、すべての人々が幸せを感じられる(ウェルビーイング)あたたかいまちをつくり、住んでみたい、住み続けたいまちを目指します。
■こどもまんなか応援サポーター
「こどもまんなか応援サポーター」とは、こどもや子育て中の方々が気兼ねなくさまざまな制度やサービスを利用できるよう、地域社会、企業などさまざまな場で、年齢、性別を問わず、すべての人がこどもや子育て中の方々を応援する、社会全体の意識を後押しする取り組みの推進者です。
町は、こども家庭庁が取り組む「こどもまんなか応援サポーター」に参加し、こどもや子育て世代にやさしい社会づくりを推進する取組みを広げていきます。
問合せ:福祉・子ども課児童福祉班
【電話】33-7707