くらし 消費力UP!!消費生活相談

相談日時:8日(火)・15日(火)・22日(火)
(9時30分~12時/13時~15時)

■栄町消費生活相談員からのワンポイントアドバイス
◆投資詐欺に注意
現在、預貯金の利息は超低金利で、物価高により預貯金の実質価値が下がる中、生活不安につけこむ詐欺まがいの不動産投資の相談が増えています。特に、一人暮らしの高齢者で、相談できる家族や知人のいない方がターゲットになりやすい傾向があります。
事例:高齢者宅に、若い男性が突然訪れ、「銀行に預けているお金は、1千万円あっても年間の利息は2万円程度、月換算では2千円にも満たない。これでは、子供のお小遣いにもなりません。」と話を持ちかけました。続けて、「私がお勧めする不動産を購入すれば、すでに入居者がいる物件なので、毎月3万円程度の家賃収入が得られます。マンションのオーナーになって、安定した収入を確保しませんか」と勧誘されました。男性は親切で丁寧な態度で何度も訪問を繰り返し、信頼を得ました。最終的に、高齢者は男性に付き添われて銀行へ行き、契約のために代金を支払いました。しかし、半年後に娘夫婦が母親の通帳を確認したところ、3千万円もの高額な引出しが判明。不動産購入の契約書も見つかりましたが、物件は65分の50という共有名義で、知らない人物との共同所有でした。しかも、「家賃収入」と称して振り込まれていたのは、月わずか3千円に過ぎませんでした。

★トラブルに合わないために
(1)高齢者の一人暮らしでは家族による見守りが重要です。子供が遠方や共働きで忙しく、親が元気そうでも安心せず、定期的に連絡を。見守りが難しい場合は、福祉サービスを利用しましょう。
(2)加齢による物忘れは自然ですが、病的な記憶力低下が疑われる場合は、医師に相談を。
(3)突然の勧誘は慎重に、契約前は家族などに相談を。不動産登記済の場合は解決が困難なため、早めに専門家に相談しましょう。

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