- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県多古町
- 広報紙名 : 広報たこ 令和7年3月号
■“地域全体が子どもたちの学びの場”地域学校協働活動の取り組み
学校を含めて、地域全体が子どもたちの学びの場です。地域と学校が連携・協働しながら子どもたちの成長を育みます。
現在、多古町では地域の方々が児童・生徒の学びやさまざまな体験活動を支えています。
◇放課後子ども教室
多古高校家政部やコミュニティプラザの定期利用団体の方々のご協力により、子どもたちはダンスやレク、押し花や陶芸などさまざまな体験をすることができました。
◇キャリア教育
多古中学校の職場体験は、町内の多くの事業所に協力いただきました。今年は、新たに成田空港関連の事業所が体験先に加わりました。
子どもたちは、自ら選んだ職場で、接客や、保育・介護の実習、会議へ参加するなど幅広い体験ができました。
◇地域未来塾
多古中学校3年生の受験対策に、多古高校の教員や町内の教員OBなど多くの方々が協力してくれました。
複数の先生方により、全教科の指導ができ、生徒たちからは「毎週楽しみにしています!」保護者からは「とても助かる」という喜びの声が寄せられました。
お問合せ:生涯学習課社会教育係(コミュニティプラザ内)
【電話】76-7811
■地域とともにある学校づくりを目指して
学校・家庭・地域が一体となって子どもたちを育む「地域とともにある学校づくり」を目指し、町内三つの小学校と中学校で、一つの学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)を導入しました。
1月30日(木)には、第1回目の会議が開催され、地域住民や保護者代表など18人の委員が教育委員会から任命され、学校運営協議会制度の仕組みや役割、今後の取り組みについて協議しました。
お問合せ:学校教育課学校教育係(コミュニティプラザ内)
【電話】76-5411
■英会話力向上を目指して
多古中学校では、英会話力の向上を目指し、AIを活用した英語学習アプリを全学年で導入しています。
個人での英会話練習のほか、AIとの対話練習や音読評価により、話すことへの自信をつけ、生徒同士やALTとの対話を通して「使える」英語の習得に取り組んでいます。
また、成田空港では久賀小と中村小の児童が、外国の方々と英語を使って笑顔で交流しました。
■学習アプリやICT機器の効果的な活用に向けて
1月14日(火)、各小中学校の教員が、学習アプリやICT機器の効果的な活用を図るため、6つの分科会に分かれ研修に参加しました。参加者からは「とても有意義な研修だった」「時間がもっと欲しかった」などの声が聞かれました。
お問合せ:学校教育課学校教育係(コミュニティプラザ内)
【電話】76-5411
■食育の一番身近な教材として
多古町学校給食センターでは、現在1日約1,000食の給食を提供しています。安全・安心で、おいしい給食を目指し、栄養士と調理員が協力して献立を考えています。
また、学校給食は子どもたちにとって食育の身近な教材です。地域の特産物や郷土料理をメニューに取り入れるなど、地域の食文化を知ってもらえるよう工夫しています。
【多古の魅力発信給食】令和6年11月28日(木)
今年度は久賀小と中村小の児童が、食育活動として多古高校で野菜の栽培や収穫を体験しました。その中で、小学生が町の特産品を使ったレシピを考えるイベントがありました。
今回、そのレシピを多古高校の家政部の皆さんが試作やアレンジを重ねるなど、学校給食のメニュー作りに協力してくれました。この給食には多古高校で栽培した米やサツマイモのほか、小学生が多古高校の農場で高校生と一緒に収穫した大根も使用されました。
お問合せ:多古町学校給食センター
【電話】76-3253