くらし 令和7年度 町予算 一般会計予算41.43億円 対前年度比11.9%増

町の令和7年度予算が、3月議会定例会で可決されました。一般会計は前年度に比べて4億3,900万円増(11・9%増)の41億4,300万円となりました。一般会計に国民健康保険特別会計などの3特別会計と、下水道事業会計を加えた予算総額は、61億7,862万6千円で前年度比6・6%増となりました。

◆歳入
歳入の柱となる町税は、定額減税が終了したことにより1,802万2千円の増(2・5%増)の7億2,670万1千円となりました。
地方交付税は、前年度の決算見込および国、県からの情報を基に試算し、1億7,200万円の増額となっています。
また、国・県支出金では、児童手当の給付に係る交付金や、道路・橋梁の維持補修に係る補助金などが増加したこにより、1億2,377万4千円の増額となりました。

歳入:41億4,300万円

◇用語の説明
町税:町民の皆さんに納めていただく税金や会社の法人町民税などです。
繰入金:町の各種基金から繰り入れる資金です。
地方交付税:所得税、法人税、消費税、酒税の一部を町の財政需要に応じて国が配分するものです。
地方譲与税:国税の中から、人口や町道延長などの基準によって配分されます。
国・県支出金:事業を行うために国や県から支出される負担金や補助金などです。
町債:事業を行うために借り入れるお金です。
公債費:事業を行うために借り入れたお金の元金と利子の返済金です。

◆歳出
限られた財源の中で、景気の動向や物価高の影響を注視しつつ、施設の老朽化など将来を見据えた課題にも、的確に対応できるよう、後年の負担を考慮した予算編成としました。
前年度に比べ総務費では、システム標準化移行に係る経費や、地デジ改修工事費などが減額となっている一方で、ガバメントクラウド使用料や防犯カメラ交換工事費などの増により、5,606万6千円の増額となりました。
土木費では、地籍調査に要する経費の増や、上市場関戸線の道路改良工事費の増、榎戸橋の補修工事や道路橋の定期点検に係る経費などの増により、1億5,164万5千円の増額となりました。
また、教育費では、中学校校舎建設の基本計画策定や地質調査の経費が皆増したことにより、1億6,768万5千円の増額となりました。

歳出:41億4,300万円

◆令和7年度当初予算
◇一般会計
41億4,300万円(前年度比11.9%増)

◇特別会計
・国民健康保険…9億5,369万6千円(前年度比▲6.0%減)
・介護保険…8億3,185万1千円(前年度比▲0.2%減)
・後期高齢者医療…1億3,495万円(前年度比0.1%増)

◇企業会計
・下水道事業…1億1,512万9千円(前年度比3.5%増)

一般会計:町の基礎的な行政サービスを行うための会計です。
特別会計:国民健康保険税などの特定収入をもって、特定の事業を行うための会計です。
企業会計:独立採算による特定事業の管理のために設けられた会計です。