くらし 令和7年度 防災訓練

◆〜令和7年度防災訓練・消防団フェアに600名が参加〜
10月5日(日)に、役場前駐車場とみどりの広場で「令和7年度防災訓練・消防団フェア」が開催され、関係機関および住民など約600名が参加しました。本年度の訓練は、近年多発する「土砂災害の発生」を想定。住民による「自助・共助」、そして行政・関係機関による「公助」の連携を強化し、地域全体の防災力充実を図ることを目的に実施されました。

訓練では、地震発生後の土砂災害に備え、緊張感を持って様々な項目に取り組みました。
特に注目を集めたのは、警察・消防・自衛隊といった「公助」機関の連携訓練です。警察ヘリによるホイスト救助訓練やはしご車による高所救助訓練の様子は、人命救助のため懸命に活動する「公助」の重要性を強く印象付けました。
また、防災士などを中心とした避難所開設・運営訓練も実施。迅速かつ適切な避難所設営を行うことで、住民による「共助」の力が地域防災の要となることを再確認しました。その他にも、自衛隊による本格的な炊き出し訓練や、災害対策本部運営訓練などが行われ、「個々の防災意識の高揚」と「関係機関との公助における連携強化」という大きな成果を得ることができました。
会場では、警察の協力のもと白バイ記念撮影コーナーも設けられ、目を輝かせながら白バイに跨る子どもたちの姿が見られました。こうした体験を通じ、災害時に活躍する「公助」機関の存在を身近に感じてもらう機会となりました。

◆楽しく学べる体験で防災意識をアップ!
みどりの広場を中心に同時開催された消防団フェアでは、子育て世代や子どもたちを対象に、防災を楽しく学べる体験型イベントを実施しました。これは、地域防災力の要となる若い世代へアプローチし、消防団への加入のきっかけを作ることも目的としています。
特に人気が高かったのは、子どもたちが真剣な表情で挑戦した「放水体験」や「水消火器体験」です。命を守る行動を学べる「救急救命講習」(心臓マッサージなど)も多くの親子連れで賑わいました。
消防服試着体験や消防車試乗体験など、全てが盛況で、会場は終始活気に満ちあふれていました。