くらし 防災の豆知識 第25回 「災害防災協力井戸」制度の開始について

町では、「災害時協力井戸」制度を始めます。
水道設備は被害を受けると復旧に多大な時間を要します。能登半島地震でも、鋸南町と人口・面積規模が似ている穴水町では、全国からの支援を受けながらも断水解消まで約2か月もかかりました。また、現在、日本人は平均一人当たり約220リットルの生活用水を使用しています。その80%は、トイレ・洗濯・入浴等の非飲料の生活用水です。節水生活に心がけてもなお、大量の生活用水が必要になることは間違いありません。

■「災害時協力井戸」とは?
災害時に水道施設が被害を受けて断水した際、その復旧までの間に、生活用水(飲料以外の水)を地域の方に提供していただくための井戸です。
災害時協力井戸制度は、非飲料生活用水確保のために地域にある井戸設備を地域住民の皆さまに開放していただき、活用させていただく制度です。地域の皆さまの生活の質を維持・安定させるためにも、皆さまのご協力をお願いします。

■災害時協力井戸を使用される方
井戸の使用は、所有者様や管理されている方のご厚意によるものです。ホームページや掲示してある注意事項をご確認ください。
(1)個人の所有物であり、重要な公共インフラです。大事に扱ってください。
(2)利用は、順番待ちを含めて、原則、日中に限定です。
(3)井戸水の使用にあたっての不具合は全て自己責任です。
(4)周辺を含めて生活環境を乱さないように十分に留意してください。
(5)占有は禁止です。譲り合って使用してください。
(6)所有者等(管理者またはその代行者)からの指示に従ってください。
(7)意見・苦情等は、所有者等ではなく、役場総務企画課までお願いします。

ご質問等がある方は、総務企画課(【電話】55-4801)までお願いします。