くらし 知ると広がる 東京都の取り組みと私たちの暮らし

より良い東京を実現!都政運営の新たな羅針盤「2050東京戦略」から、戦略や政策の一部をご紹介します。

2050東京戦略 ~東京もっとよくなる~

●第4回災害から命を守り、安全・安心+快適に暮らせる東京
いま、皆さんの家にはどのくらいの備蓄がありますか?
各地で続く地震などのニュースを見て「わが家も備えなくては…」と感じている方も多いのでは?

都はいつ起こるか分からない災害に備えて、食料品や生活必需品など、普段使っている物を少し多めに購入し、ストックしておく「日常備蓄」を呼びかけています。「東京備蓄ナビ」では、家族構成等に応じた必要な備蓄品を分かりやすく案内しているので、この機会に家庭の備えを見直してみませんか。そして、生活必需品の一つとして「トイレの備蓄」も重要です。安心できるトイレ環境は健康を守ることにつながります。今号の特集を参考に、携帯トイレの備えを確認しましょう!

また、地域の防災力向上も重要なポイントです。都は「マンション防災」の普及啓発や町会・自治会とマンション等の合同防災訓練、備蓄倉庫の設置支援など、さまざまな取り組みを進めています。

ハード面では、建築物やインフラの「耐震化」、木造住宅密集地域の「不燃化」などを進めてきた結果、首都直下地震等の東京の被害想定は10年間で大幅に改善しました(右図)。

さらに、気候変動に伴い激甚化する風水害や、大規模地震などの災害から都民の命と暮らしを守るため、災害への備えをレベルアップした「TOKYO強靭化プロジェクト」を強力に推進しています。

これらの自助・共助・公助の取り組みを進め、「もしも」を意識し備えることで、災害時にも安全・安心+快適に生活を送ることができる“防災に強い東京”を実現しましょう。

◇被害想定
・死者数 約3,500人減
2012…9,641人→2022… 6,148人

・建物被害 約11万棟減
2012…約30万棟→2022…約19万棟

東京備蓄ナビ
※詳細は本紙をご覧ください。