くらし 特集 中央区から脱炭素社会の未来へ踏み出そう(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都中央区
- 広報紙名 : 区のおしらせ ちゅうおう 令和7年3月1日号
~Team Carbon Zero ACTION!2023-2025~
特集 中央区から脱炭素社会の未来へ踏み出そう
ー若さと柔軟な発想でまちの環境をより快適で豊かに!ー
令和3年3月、気候変動問題を背景に「ゼロカーボンシティ中央区宣言」を表明した中央区。2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指しています。
ゼロカーボンシティの実現に向けた機運の醸成と、区民や区内事業者などの脱炭素行動の継続・拡大を図ることを目的に、10代〜20代の有志を募り、令和5年度に「Team Carbon Zero(チームカーボンゼロ)」を結成。若い行動力・発信力・情熱で、脱炭素社会実現の輪を広げていきます。
・Instagramでもチームの活動の様子を紹介しています!
■(1)チームカーボンゼロプロジェクトが19人で発足!
カーボンニュートラル達成の目標時期は2050年。その頃、社会を担うのは現在の10~20代の方々です。そこで「Team Carbon Zero(チームカーボンゼロ)」では、区内在住・在学・在勤の中学生から20代の社会人を対象に第1期メンバーを募集。結成後の2年間(令和5~6年度)の活動期間の中で、区内における脱炭素化をリードする存在として多方面で活躍いただきました。
○未来を担う若い世代によるプロジェクト
「ゼロカーボンシティ中央区」。その未来を担う10〜20代の参加者たち。「脱炭素社会の実現に向けた課題を“自分ごと化”するための学び」「脱炭素行動への挑戦および区内全体へ“共感の輪”を広げるための発信」を軸に活動しました。
6月の説明会では活動の概要、SNSを活用する際に注意すべき点などが解説されました。その後行われたアイスブレイク*では次第に笑顔が生まれ、参加者同士がすぐに打ち解けはじめました。
*会議や研修を始める前に簡単なゲームや自己紹介を行い、初対面の人同士のぎこちない雰囲気を和ませる手法。
■(2)ワークショップで学びながらプロジェクトが始動!
活動の1年目は、脱炭素化への道のりを“自分ごと化”する学びが中心。最初に、脱炭素を多様な立場から考えるカードゲーム「2050カーボンニュートラル」を開催。次に気候変動研究の専門家を招いてのワークショップを実施しました。最後に2年目へ向けて、今後の実践行動の内容を発表するグループワークを行い、参加者の主体性を育みました。
○2年目から始まる実践行動 3グループに分かれて議論を開始
1年間の活動を通して得られた学びを糧に、2年目から具体的なアクションを開始。今後実践する活動の具体的な内容について、3つのグループに分かれて議論、発表が行われました。
○“環境と利潤の両立”をゲームを通じて体験
第1回のワークショップでは、企業の利益と脱炭素の同時達成を目指すカードゲーム「2050カーボンニュートラル」を開催。ステークホルダー(利害関係者)が協力し合い温暖化への注意喚起を行うなど、リアリティ溢れる内容から参加者の学びに大いに役立ちました。
○地球温暖化研究の第一人者によるワークショップを開催
第2回ワークショップでは東京大学で教壇に立つ江守教授を招き、「環境経営を実践する企業を応援することで間接的に得られるベネフィット」や、脱炭素への取り組みをポジティブな姿勢で行うための秘訣(ひけつ)を学びました。