- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都港区
- 広報紙名 : 広報みなと 2025年4月1日号
昭和22年5月3日に日本国憲法が施行されました。これを記念して5月3日を憲法記念日、5月1~7日を憲法週間としています。
令和7年度は、港区平和都市宣言40周年です。今回は憲法週間に合わせて、平和について講演と映画の上映を行います。
この憲法週間を機会に、日本国憲法にもうたわれている平和についてあらためて考えてみませんか。
*港区平和都市宣言40周年の取り組みは本紙6・7面をご覧ください
■憲法週間記念講演と映画のつどい
□講演
講師:朽木祥氏
テーマ:「他者の苦痛に向けるまなざし—物語にできること」
講演内容:遠い昔の、あるいは遠い世界の、だれかが被った痛みを我が事として捉えるのは本当に難しいことです。それを可能にする媒体の一つに物語があります。ことに原爆投下という絶後の事件については、犠牲者を(一括りの「数」ではなく)個々の「人」として語る試みによってこそ、全体像が心に落ちるのではないでしょうか。先年、UAEやドイツでヒロシマの「負の記憶」を伝えた際の状況や反応もお話し、他者の痛みに「共感共苦」を抱く意味を考えます。
※60分、手話通訳、要約筆記あり
講師プロフィール:広島市出身。被爆2世。作品はファンタジーから一般小説まで多岐に渡り、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞ほか受賞多数。近年では『光のうつしえ』英語版が米国でベストブックス2021に。今春、独語版も刊行。『かげふみ』所収の「たずねびと」は光村図書国語教科書(小学校五年)に書き下ろされた作品。日本児童文学者協会理事、「こどもと平和の委員会」委員長
□映画
「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(128分・日本語字幕付き)
映画内容:ベストセラー小説の感動の映画化。現代の女子高生・百合が1945年の日本にタイムスリップし、そこで出会った彰にどんどん惹かれていくが、彼は特攻隊員だった。
とき:5月13日(火)午後1時30分~5時(午後1時開場)
ところ:高輪区民センター区民ホール
定員:140人(申込順)
※手話通訳、講演は要約筆記あり。保育あり(4カ月~就学前、5人。申込時にお申し出ください)
費用:無料
申し込み:電話で、4月3日(木)~25日(金)に、みなとコール(受付時間:午前9時(初日は午後2時)~午後5時)へ。
【電話】5472-3710
申し込みフォームからも申し込めます。
問い合わせ:総務課人権・男女平等参画係
【電話】3578-2027