くらし 認知症とともに自分らしくあるけるまちへ(2)

◆当事者の方に聞きました
◇認知症であることも私の個性
東浅川町在住 91歳 舘 比佐男(たて ひさお)さん
私は4年前に軽度の認知症と診断されました。自覚がなかったので驚きはありましたが、気にしすぎず、家族や地域の方などにサポートしてもらいながらこれまでと変わらない生活を続けています。仲間と童謡や民謡を歌ったり、スマホ教室に通って写真撮影や調べ事の方法を学んだり、また家では新聞に載っているクロスワードパズルや数独を解いたりして、自分の趣味を楽しみながら毎日元気に過ごしています。
認知症も私の個性のひとつ。認知症だからと消極的にならず、無理のないペースで人や社会とのつながりを持つことで、自分らしく過ごすことができています。認知症であることにとらわれず、これからも私は私らしく、いろいろなことに挑戦しながらいきいきと暮らしていきたいです。

◇活動仲間の声
「私は認知症です」と明るく周囲に話し、何事にも積極的に取り組む舘さんの姿に、いつも元気をもらっています。認知症であるかどうかにかかわらず、誰もが自分らしくいられる場所や地域の輪がもっと広がっていってほしいですね。

◆イベントや集まりに参加してみよう!
◇11/1(土) 認知症シンポジウム e(いい)まちサミット
「認知症があっても、あなたらしくこの街で」をテーマに、認知症に対する正しい理解を深めるためのシンポジウムを開催します。当日は講演会のほか、VR体験や認知症カフェ、相談ブースなど、さまざまな角度から認知症を知ることができる企画も。事前に申し込みが必要な催しもあります。詳しくは市のホームページ(右の二次元コード(本紙参照))からご覧ください。
日時:11月1日(土) 午前10時~午後4時
会場:クリエイトホール

◇どなたでも利用できる 八王子ケアラーズカフェわたぼうし
介護や認知症などに関して気軽に語れる常設の認知症カフェです。介護の経験者や専門職ともつながることができます。
開設時間:火~土曜日(祝日・年末年始を除く)の午前10時~午後4時

所在地・問い合わせ:子安町四丁目10-9 西村ビル2階
【電話】686・2779

◇「わたぼうし幸齢者カフェ」も開催
内容:認知症に関するお話や本の紹介、看護師による健康相談など
日時:9月25日(木) 午後1時30分~3時
会場:中央図書館

◆ダウンロードにご協力を みまもりあいアプリ
家族などが行方不明となった際に、協力者(アプリを利用している方)に情報を送り、捜索を依頼することができます。1人でも多くの方にダウンロードしていただくことで、地域での見守りの目が増え、早期発見につながります。詳しくは市のホームページ(右の二次元コード(本紙参照))からご覧ください。

◆相談は高齢者あんしん相談センターへ
高齢者あんしん相談センター高尾 認知症地域支援推進員 及川 早苗(おいかわ さなえ)さん
高齢者あんしん相談センターにいる認知症地域支援推進員は、ご本人ができることを尊重し、気持ちに寄り添いながら、その方に合った医療や福祉サービスなどを提案しています。「ひょっとして認知症かな」と思ったら、ご自身やご家族で抱え込まず、認知症地域支援推進員へお気軽にご相談ください。

・お住まいの地域の高齢者あんしん相談センターは、こちらから(本紙二次元コードよりご覧ください。)

問合せ:高齢者福祉課
【電話】620・7244【FAX】624・7720