くらし 災害に負けない! なるほど防災コーナー~災害時のトイレ問題~

災害時、断水や停電などでトイレが使えなくなることがあります。
避けられないトイレ問題について、小平市に56年間住んでおり、小平第五小学校避難所開設準備委員会委員長で光ヶ丘自治会の對馬(つしま)さんにお話を伺いました。

Q.どのような活動をしていますか?
A.残りの人生を、地域のために役立てることができれば、という思いでトイレの防災を普及する活動をしています。小平第五小学校や小平第三中学校などで、腹話術を用いた、こどもにも分かりやすい災害時のトイレに関する講演や、ホームセンターのイベントなどで自作の模型(右図参照)などを活用しながら、災害時のトイレの大切さについて話をしています。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。

Q.トイレ問題とは?
A.大災害が起きた時、断水や停電などでトイレが使えないなど、真っ先に困るのがトイレ問題です。空腹は我慢できますが、トイレは我慢できません。家族の人数分の携帯トイレや簡易トイレなどの備蓄をすることが必要です。特に、幼いこどもや高齢者、体の不自由な方のいる家庭では、多めに備蓄するよう、心がけてほしいです。

Q.市民の皆さんへメッセージをお願いします。
A.災害時、マンホールトイレ(下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座などを設け、災害時に迅速に機能させるトイレ)の設置や避難所の運営は、私たち市民が協力しないとうまく回りません。私たちは全員被災者であると同時に避難所の運営者となります。皆が協力して清掃・管理をし、衛生的に使用することで、トイレの使用ができないという最悪の事態を避けることができます。災害時に備え、トイレ防災グッズの備蓄を進め、マンホールトイレやトイレトラック(災害時に活用される移動式の水洗トイレ)について、ぜひ知ってほしいです。

市では、避難所となる小・中学校、公民館などへマンホールトイレの整備を進めてきました。さらに防災力を高めるため、令和7年度はトイレトラックを導入します。トイレトラック購入費用の一部をクラウドファンディングで寄付を募っています(目標金額は800万円)。皆さんのご協力をお願いします。詳しくは、右図QRコードからご覧ください。クラウドファンディングの実施期間は、6月30日(月)までです。
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧下さい。