くらし ひがしむらやま駅物語

東村山駅130周年を記念して、全5回のコラムがスタート!

「東村山駅は、なんと今年で130歳!でもね、はじまりは“仮の駅”!?…そんな話、気になりませんか?」

(1)はじまりは仮の駅
1894年、川越鉄道が国分寺と川越をつなぐ路線を計画。工事の遅れから、現在の東村山駅より少し北に「久米川仮停車場」を開設したのがはじまりです。翌年、現在の場所に移り「東村山停車場」が誕生。しかし、当時の鉄道会社は設置に慎重だったため、その道のりは簡単ではありませんでした。
当時の東村山村は五カ村(久米川村、野口村、廻り田村、大岱村、南秋津村)が合併して間もないころ。工事が完了したら撤去される仮の停車場だと知った地元住民から存続を求める声が上がると、村のリーダーたちは一丸となって、土地提供や資金集め、工事協力もいとわない姿勢で交渉に臨んだといいます。こうして現在の場所に停車場が開設すると連日お祝いが続き、喜びに沸き返ったという記録が残されています。
そして今、東村山駅は新たな歴史のページを開いています。連続立体交差事業が進められ、西武新宿線の下り線が高架に切り換わることとなりました。
現在の駅前に立つとき、この場所に込められた多くの人々の願いと努力に、ぜひ思いを馳せてみませんか。

問合せ:まちづくり推進課