- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都国立市
- 広報紙名 : くにたちの教育 令和7年5月5日号 第179号
食育推進・給食ステーション特別コラム
~お子さんと一緒に考えてみませんか?~
■学校給食法 第一条
学校給食が児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ、児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであることにかんがみ、学校給食及び学校給食を活用した食に関する指導の実施に関し必要な事項を定め、もつて学校給食の普及充実及び学校における食育の推進を図ることを目的とする。
■学校給食は教育活動の一環です。
~子どもたちの健やかな成長を願っています~
食育推進・給食ステーションは、『学校給食の7つの目標』を掲げています
[学校給食を「生きた教材」に]
(1)適切な栄養摂取で健康に
多様な食品を適切に組み合わせて、児童生徒が各栄養素をバランス良く摂取しつつ、様々な食に触れることができるようにしています。
~苦手なもの、食べたことないものも一口食べてみて~
(2)食事の正しい理解で望ましい食習慣を
食塩の過剰摂取やカルシウムの摂取不足などの課題がある中、望ましい栄養バランスについて家庭への情報発信を行い、食生活改善を促していきます。
~給食は、だしなどを工夫して塩分控えめだよ~
(3)学校生活を豊かに、明るく
給食の準備から片付けを通して、社交性や共に学び合う力につなげていきます。
~食事マナーを身に付けながら、お友達と楽しい給食時間を過ごしてね~
(4)食生活が自然の恩恵であることへの理解を
自然の豊かな恵みや命をいただき、私たちの命があることを伝えていきます。
~「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶って大事だよ~
(5)食生活にかかわる人の勤労に感謝の気持ちを
食生活が人々の様々な活動によって支えられているということへの理解につなげていきます。
~たくさんの人の力で、日々の給食や食事をいただけることに感謝だね~
(6)日本食や郷土料理に触れ、伝えていこう
伝統的食文化に興味・関心を持ち、食文化の継承につなげることや、世界の多様な食文化等にも理解を深める機会にしていきます。
~行事食や郷土料理も食べて学ぼう~
(7)食料の生産・流通・消費への理解を
食料の輸送や食べ残しなどの環境負荷についての理解につなげていきます。
~地元で収穫される新鮮なくにたち野菜も使っているよ~
■こだわりの「低温殺菌」ビン牛乳について
~くにたちの子どもたちには、9年間おいしい牛乳を飲んでほしい~
▽コラムを読んでくれたみんなにクエスチョン!
Q.毎日、給食(きゅうしょく)に牛乳(ぎゅうにゅう)が出るのって何のため?
A.家庭(かてい)で不足しがちな栄養素(えいようそ)のひとつは、カルシウムです。
カルシウムは骨の成長(せいちょう)に欠かせません。小中学生は骨が最もっとも成長する時期です。
だから、給食にはほぼ毎日200mlの飲用牛乳がついています。
給食でカルシウム豊富(ほうふ)な牛乳を飲んで、骨貯金をして、将来の骨の健康につなげよう。
苦手でも一口挑戦してみてね。
日本で一般的に多く流通(りゅうつう)しているのは、超高温殺菌牛乳(120〜130℃、2〜3秒殺菌)
低温殺菌(さっきん)牛乳は、時間をかけて丁寧に殺菌処理されています。生乳(せいにゅう)に近い自然な風味や甘みがあっておいしいよ!
■食育推進・給食ステーションについて
市立小中学校11校に、5000食以上!
給食の献立作成・調理・配送・配膳を行っています。
栄養士7名、調理員50名、配送員5名、配膳員33名、このメンバーで給食をお届けしています。
問合せ:食育推進・給食ステーション
【電話】572-4177