- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横浜市
- 広報紙名 : 広報よこはま 令和7年7月号
海、港、緑、歴史、地域、人々、さまざまな魅力を持つ都市横浜。この街の彩りを「よこはま彩発見」としてお届けします。
今回は、横浜と宇宙のつながりについて、磯子区にある、はまぎんこども宇宙科学館からです。
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■横浜と宇宙のつながり
はまぎん こども宇宙科学館館長 的川 泰宣
七夕の伝説に登場する「織り姫(ベガ)」と「彦星(アルタイル)」は、実際に夏の夜空で見ることができる恒星です。
忙しく過ぎていく日々の中でも、7月7日の夜には空を見上げて、宇宙に思いを馳せてみませんか。
さて、横浜出身の宇宙飛行士古川聡さんが、2度目の宇宙滞在の際に横浜市の旗を宇宙船に持ち込んでくれていました。
古川さんが地球に帰還した後、横浜市に返還するために「はまぎんこども宇宙科学館」にその旗を届けてくれました。
現在、館内に展示していますので、199日間宇宙を旅した“ハマ”の旗を、ぜひ見に来てください!
ほかにもこの科学館には、世界最多の星を投影できるプラネタリウムもあります。
直径23mのドーム全体に広がる迫力の映像と、リアルで美しい星が作り出す、臨場感あふれる宇宙を体験できますよ。
横浜には、JAXAが開発した小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還するとき、大気圏突入直前にカプセルを本体から切り離す部品などを製作した町工場をはじめ、惑星探査・宇宙開発に献身している企業がいくつもあります。
さらには、1874(明治7)年に、金星が太陽の前を通るという珍しい天文現象「金星の太陽面通過」が、日本で初めて観測された野毛山や山手は、国立天文台から「天文遺産」に認定されています。
七夕をきっかけに、横浜と宇宙のつながりについてもっと知ってもらえたらと思います。
●はまぎん こども宇宙科学館[有料]
交通:「洋光台」駅下車、徒歩3分。駐車場(有料)もあり。
休館日:毎月第一・第三火曜日、年末年始
問合せ:はまぎん こども宇宙科学館
【電話】045-832-1166【FAX】045-832-1161