- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横須賀市
- 広報紙名 : 広報よこすか 令和7年2月号
谷戸は、横須賀特有の地形である谷あいの場所。
地域の魅力を生かしたコミュニティづくりを推進しています
■懐かしく、新しいまちへ
旧市営田浦月見台住宅は、かつての木造平屋建て住宅などが広がり、長浦湾を望む眺望がよい場所です。古い住宅の趣やまちの魅力を生かし、「ヴィンテージandクリエイティブ」をテーマにしたまちづくりを、株式会社エンジョイワークスとともに開始しました。昭和の趣ある平屋はそのままに、店舗兼用住宅にリノベーションを予定。長屋に多種多様な「ヒト」や「モノ」が混ざり合う「なりわい住宅」として、にぎわいの創出を目指します。
現在、地域交流を軸に店舗経営や創作活動に励む人々を募集中。
定期的に開催している現地の見学会やマルシェなどのイベントでは、未来の住人と地域の人が交流を深めています。
「まちびらき」は、夏ごろを予定。月見台から始まる、新たなつながりのかたちに期待が高まります。
▽詳細は市HPへ ※本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。
■新たな芸術家とともに
HIRAKU(アーティスト村)は、谷戸の底地にあった旧市営温泉谷戸住宅を活用した場所で、地域交流に意欲的な芸術家とともに、アートを通じたまちづくりに取り組んでいます。昨年新たな住人を募集し、版画を中心に制作活動をしている美術作家・鈴木晴絵さんに決定。他の芸術家の皆さんと同様に、地域交流の担い手として、創作活動に励んでいきます。アーティスト村に吹く、新たな風に大きな期待が膨らみます。
▽詳細は市HPへ ※本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。
◇横須賀で見つける新しい表現のかたち
美術作家 鈴木 晴絵さん
横須賀の魅力は、人通りの多いにぎやかな場所から少し離れると、緑や海などの自然が豊かに広がり、街と自然のどちらも感じられるところです。この特徴を、作品にも表現してみたいと考えています。HIRAKUに住むことで、地域のことをもっと深く理解したいです。
今後は、現地の植物を使って「HIRAKU紙」という新しい紙を生み出すための制作活動や、版画の専門知識を生かしたワークショップの開催を予定しています。
問合せ:まちなみ景観課
【電話】822-9855