- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県小田原市
- 広報紙名 : 広報小田原 令和7年9月号 第1277号
自然環境の恵みがあふれる小田原。そんな小田原で多くの「若者」が活躍する農林水産業の現場をご紹介します。
◆vol.3 若者のチカラ~林業編~
市森林組合 廣川喜大さん
製材業を営む家で生まれ、北海道で林業の経験を積んだ後、地元小田原の山を守りたいという気持ちが芽生え、令和2年から市森林組合の作業班員として林業に従事している。
《元気な山を守るために、木々と向き合う》
林業は機械化が進んでいて、年齢を重ねても長く続けられる仕事だと思います。自然と調和して生き物と向き合う仕事で、四季の変化や山の花を楽しめるのも魅力です。それに、樹齢300年の大きな木を自分で伐(き)った時の達成感は格別でした。
今は、山での仕事以外に、市内の小学生に向けて「木育」の授業を通じて林業の魅力を伝えています。みんなが進路を考えるときに、選択肢の一つとして林業を思い出してくれたらうれしいですね。特に小田原の林業は、地域と密着していて、働きやすい環境です。
林業の未来を考えると、担い手はまだまだ足りません。元気な山を保つためには、新しく苗木を植えていく必要があります。広大な山に一本一本苗木を植えるには、多くの人の手が必要になるので、自然が好きな人は、ぜひこの世界に飛び込んでほしいです。
問い合わせ:農政課
【電話】33-1491