くらし これからの介護保険と今できること~11月11日は介護の日~

少子高齢化が進む中で、本市の高齢者(65歳以上)人口は令和7年3月末時点で5万7778人、高齢化率は全国平均(29・3%)より高い31・06%です。また、高齢者人口のピークを迎えるといわれる令和22年(2040年)には、高齢化率が38%に達すると予測されています。
こうした中で、介護サービスの提供体制をどのように維持していくかが課題となっています。

《要介護・要支援認定者数》
令和7年3月末:10930人

令和22年:12952人
介護人材が支えられるのは、約9千人まで減少

介護サービスを受けたくても受けられない人約4千人

《「介護を受けたくても受けられない」時代?》
令和7年3月末時点で、本市における介護サービスを必要とする「要介護・要支援認定者」は1万930人。令和22年には1万2952人に増加すると見込まれる一方で、介護を支える介護人材は減少傾向にあり、2割程度減少する可能性があります。これにより、約4千人が「介護サービスを受けたくても受けられない」状態になるリスクがあります。

《必要な人が介護サービスを受け続けることができるために》
減少していく介護人材という限られた資源を、本当に必要な人に届けるためには、介護サービスを利用する一人一人が、利用目的を「自立」に向けることが重要です。
ケアマネジャーや、地域包括支援センターの職員と相談しながら「できることは自分でやる」「改善や、介護サービスからの卒業を目指して介護を受ける」ことを意識しましょう。

◆「自立」に向けた介護サービスの利用とは
「要介護認定を受けたら、せっかく保険料を払ってきたんだから、サービスは使えるだけ使わなきゃ損!」

これは大きな誤りです。

《自立に向けた介護の考え方~重要な3つの視点~》

(1)生活能力の維持
「人にやってもらう」ばかりでは、自分でできる力が失われます。できることは自分で取り組むことが大切です。

(2)介護人材は有限
介護サービスは地域全体の資源。必要以上の利用は、資源不足を招きます。

(3)みんなで支える制度
介護保険制度はみんなで負担して支え合う仕組み。一部の人の過剰利用は、保険料が上がり、負担増につながります。

できることは自分でやる
改善や卒業を目指して介護を受ける

《介護が必要にならないために》
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※詳しくは本紙をご覧ください。

【WEB ID】P40357
問い合わせ:高齢介護課
【電話】33-1827