スポーツ 地域の元気が海老名の元気 えび人EBIBITO vol.91

■今月のえび人 小山克仁(こやまかつひと)さん(63歳)
アジア野球連盟審判長・アマチュア野球規則委員会副委員長。元海老名市野球連盟審判員。全国高等学校野球選手権大会やシドニーオリンピックなどで審判を務めた。渋沢栄一の「夢七訓」が人生の指針。

▽夢の続きは海老名の子どもたちと
小山さんの審判は、全身からあふれる表現力がポイント。「ただ判定するだけじゃない。選手がストライクを投げたくなるようにさりげなく演出してるんです。オーケストラの指揮者がいい音を出せるように追求するのと限りなく近いと思うんですよね」
審判デビューは、市内の河川敷で行われた少年野球の試合でした。「ストライクを見逃しちゃったんだろうね。その時の観覧席からの『しっかり見てよ~』という声がいまだに耳に残っているよ。だから、期待に応えたい。その一心でここまで頑張ることができたのかもしれません」
「スポーツは人を育てると思う。互いを認めることができるようになるから」。審判として国際舞台に立ち、海外で野球の魅力を伝えるなど、着々と夢を歩み続ける小山さん。「学んだことを海老名の子どもたちに伝えたい。それが今の夢だね」。小山さんの夢の続きは、海老名の未来も照らしていきます。