- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県愛川町
- 広報紙名 : 広報あいかわ 令和7年2月1日号
冬は寒さにより血圧が高くなりやすい時期です。「暖かい屋内と寒い屋外」「暖房器具を使用したリビングと使用していない脱衣所・浴室・トイレ」など、温度差が大きい場所を行き来すると、血圧が急激に変動し、血管や心臓に大きな負担がかかることでおこる「ヒートショック」のリスクが高くなります。命に関わる危険性もあるため、寒い時期は特に注意が必要です。
◆ヒートショックにより生じる症状や疾患
・めまい
・たちくらみ
・意識消失
・不整脈
・心筋梗塞
・脳梗塞など
◆日常生活でできる対策
◇入浴時
・浴室や脱衣所は、使用前に暖めておく。
・浴槽のお湯は41℃以下にし、浸かる時間は10分間以内にする。
・かけ湯をし、ゆっくり浴槽に入り、出る時もゆっくり立ち上がる。
・脱水予防のため、入浴前後に水分補給をする。
・食後1時間以内や飲酒後の入浴は避ける。
◇トイレ
・トイレ内や便座を温めておく。羽織りものを身に着ける。
・いきみすぎないようにする。
◇その他
・暖房器具を用いて室温を調整し、各部屋の温度差を少なくする(10℃以内)。
・早朝の運動は避け、昼間の暖かい時間帯に行う。
・外出時にはマフラーや手袋、帽子などで防寒対策を行う。
◆自分の血圧を把握しておきましょう!
高血圧の方は、特に血圧が変動しやすくなります。日頃から血圧測定を行い、自分の血圧を把握しておきましょう。血圧が140/90mmHg(自宅で測定の場合は135/85mmHg)以上が長期間続く場合は、一度医療機関で相談してみましょう。