くらし 夏季には電気火災に注意!

■あなたのお家は大丈夫?
日常の「うっかり」で火災につながっては大変
新潟市で、電気による火災が増えています。暑い日が続くこれからは、電気使用量が増え、電気製品が発熱しやすく、電気火災の発生しやすい環境となるため、特に注意が必要です。

●火災件数(令和6年)

●西区火災原因(令和6年)

「火事の現場です。こうなってしまっては手遅れです。火災を起こさないようにするために皆さんにもできることがあります。
原因を知るために、少々時間を戻してみましょう。」

「タコ足配線や清掃が行き届いていないコンセント周りは、トラッキング火災の可能性があります。その他、コードの結束、コードへの強い負荷、古くなった電気製品も注意が必要です。」

●トラッキング火災のメカニズム
トラッキング火災とは、コンセントと電源プラグの間にたまったホコリが湿気を帯び、微小な放電を繰り返すことで、最終的に発火する現象のことです。
特に、長期間差しっぱなしになっているコンセントや、湿気の多い場所で発生しやすいとされています。
コンセント周りだけでなく、家電や棚の後ろなど、こまめに掃除をしましょう。

●電気製品による火災を防ぐための10のチェックリスト
・使用していない電気製品の電源プラグは抜いている。
・コンセントにほこりがたまっていない。
・タコ足配線になっていない(定格容量を超えていない)。
・電源コードやプラグに傷、破れ、変色がない。
・電気製品の周囲に燃えやすいものを置いていない。
・長時間使用したまま外出・就寝をしていない。
・電気製品の取扱説明書に従い正しく設置、使用している。
・長期間使用している電気製品は点検・買換えを検討している。
・消火器や住宅用火災報知器を設置している。
・万が一に備えて電源ブレーカーの位置と操作方法を知っている。

■夏の夜を安全に楽しむために 花火遊びは「火の使い方」を学ぶチャンス
夏の風物詩の手持ち花火。お庭などで、こども達の歓声が響く季節がやってきます。花火はれっきとした「火」。使い方を誤れば、火傷や火災など大きな事故につながることもあります。事故や火災を防ぐために、花火を楽しむ際には下にあげるポイントにご注意ください。

●花火をする際のポイント
・必ず大人がそばで見守りましょう。
・風の強い日は、花火は中止にしましょう。
・燃えやすいものの近くではしない。
・バケツに水を用意し、使い終えた花火はしっかり水に浸す。

「こども達にとって、火を扱う経験は「危険を知り、安全を守る」大切な学びにもなります。みんなが正しい知識を持ち、楽しく、そして安全な夏の思い出をつくりましょう。」

問い合わせ:西消防署 予防課 予防調査係
(【電話】025-262-2119)