- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県妙高市
- 広報紙名 : 市報みょうこう 令和7年4月号
令和7年度の行政経営における基本的な考え方と重点事業の概要を紹介します。
■重点化方針
○目指すまちの姿1 みんなが安心して子育てができ、子どもたちがたくましく育つまち
子どもや子育て世帯を地域全体で支え、育てていく機運を高め、子どもや若者が未来を切り拓き、たくましく生きる力を育むまちを目指します。
○目指すまちの姿2 みんなが個性と能力を発揮し、つながりを深め、共につくるまち
市民をはじめ、民間企業や教育機関、関係人口など多様な主体との連携・協働により、地域社会を支えながら、魅力ある地域をつくるまちを目指します。
○目指すまちの姿3 みんなが健康でいきいきと、支え合って住み続けられるまち
心身ともに健康で、生きがいを持ち、みんなで支え合いながら、住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるまちを目指します。
○目指すまちの姿4 みんなで活力と魅力ある産業を育み、にぎわいと交流が生まれるまち
地域産業の競争力を強化するとともに、起業・創業の機運を高め、活力と魅力ある産業を育成することにより、雇用を創出し、にぎわいと交流が生まれるまちを目指します。
○目指すまちの姿5 みんなで備え、助け合い、安全に安心して暮らせるまち
災害や犯罪等に対して自ら備える意識を高めるとともに、みんなで助け合いながら対応できる体制をつくり、安全・安心に暮らせるまちを目指します。
○目指すまちの姿6 みんなで豊かな自然環境を守り、快適な生活がおくれるまち
一人ひとりの環境意識を高め、自然環境の保全と環境負荷の低減を図るとともに、地域公共交通や、道路、ライフラインなどの維持・整備により、自然環境と人々の暮らしが調和したまちを目指します。
■リーディングプロジェクト
次代を担う「子ども・若者」の成長・交流・つながりの場づくりを目指します。
◆基本的な視点
○子ども・若者の好奇心と自由な発想を大切にする
子ども・若者が自由に考え、表現し、創造する機会を充実するとともに、多様な個性を尊重しながら、子ども・若者と共に考え、共に場づくりを進めます。
○子ども・若者を地域全体で見守り、育てていく
子ども・若者を保護者だけではなく、地域全体で見守り、育てていくことで、地域への安心感を育み、安らぎと信頼、愛着を感じられる場づくりを進めます。
○多世代がつながり、絆を育み、地域文化を継承する
子どもと保護者、若者や大人、高齢者などが気軽に集い、世代や立場を超えてつながり、地域文化を受け継ぎながら、誰もが活躍できる場づくりを進めます。
○多様な関係性を築き、新たな価値の創造に挑戦する
子ども・若者が、市内外の多様な人材とつながり、様々な主体との連携・協働により、地域の課題解決や地域資源を活かした新たな価値の創造に挑戦できる場づくりを進めます。
■妙高市長 城戸 陽二
令和7年度は、妙高市誕生20周年を迎え、「第4次妙高市総合計画」が始まる年です。これまでの20年を振り返り、時代の変化を的確に捉え、総合計画に掲げるまちの将来像の実現に向け、新たなスタートを切らなければなりません。
しかし、人口減少や少子高齢化が進行し、生産年齢人口の減少が顕著になっている中、労働力不足や地域経済の縮小、地域コミュニティ機能の低下などの問題が深刻化しています。また、自然災害の頻発、脱炭素社会への転換、デジタル技術の進展、物価上昇と賃上げを伴う経済情勢の変化などへの対応が求められています。これらの課題に中長期的な視点から取り組み、持続可能な地域経営を進めていく必要があります。
第4次妙高市総合計画では、まちづくりの基本姿勢を「次代を担う人を育てる」「市民が多様な暮らしや生きがいを選べるまちをつくる」「全ての人とのつながりを大切にする」「誰一人取り残さない、自然と共生した持続可能なまちを追求する」とし、まちの将来像を「みんなでつくる“自分の好きを選べるまち”妙高」としています。特に、次代を担う人材に焦点を当て、リーディングプロジェクトを「次代を担う『子ども・若者』の成長・交流・つながりの場づくり」としています。
令和7年度は、市民の皆様の想いのこもった「自分の好きを選べるまち」を実現すべく、国の地方創生の動きも追い風にしながら、「人口減少への挑戦」を新たなステージへと進めてまいります。