くらし 年頭のごあいさつ

■田上町長 佐野恒雄
あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、自然の脅威を身近に感じた年ではなかったでしょうか。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類になって初めてのお正月という事で、例年以上に賑やかなお正月を迎えられると思っていたところ、能登半島に大きな地震が発生をしました。また、ようやく仮設住宅が完成し、これから復興へのスタートを切ろうとしていた矢先に追い打ちをかけるように、能登豪雨が発生をしました。被災者の皆さんの気持ちを思うと言葉もありません。改めまして多くの方が亡くなられたことに対しまして心からご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復興、一日でも早く平穏な生活が戻ることを願わずにはいられません。国においてはしっかりとした対応を望むとともに、これまでの支援とは違う、被災者の心に寄り添った手厚い支援も強くお願いしたいところです。
おかげさまで町は、大きな災害に見舞われることのない一年でしたが、相変わらずの異常気象の中、令和五年に大きな打撃を受けた町の基幹産業の一つである農業については、非常に心配を致しましたが、一等米比率も平年ベースに戻るなど安堵したところです。今年こそは、災害のない年になるように願うばかりです。
その一方で、少子高齢化、人口減少、物価高騰等、様々な課題がありますが、少しでも町民の皆様が安定した暮らしを過ごせるために、町に住むすべての方が笑顔で過ごせるよう「誰もがずっと住み続けたいまち たがみ」を目指して、令和七年も引き続き全力で取り組んで参ります。
終わりに、今年一年が町民皆様にとりまして、明るい幸多き一年となりますよう心から祈念申し上げまして、年頭のあいさつといたします。