くらし 町長室から

■田上町長 佐野 恒雄
春の暖かさが感じられるようになりました。春は出会いと別れの季節です。
3月はあちこちで、卒園式、卒業式が行われました。私は毎年、幼児園の卒園式と、町立学校の卒業式に出席させていただいています。小学校の卒業式は、羽生田小学校と田上小学校の2校、同日に開催されるため、順番に参加しており、今年は田上小学校の卒業式に出席させていただきました。真新しい中学校の制服に身を包んだ卒業生たちが目をキラキラと輝かせて入場していた様子が印象に残っています。卒業証書授与の際には、一人一人名前を読みあげると「はい」と大きな返事をしていて、「ありがとうございます」と堂々と証書を受け取る姿に成長を感じ、感動を覚えました。間違いなく立派な中学生になれる事を確信して、自信を持って中学校に進んでくださいと、最後に卒業生の皆さんへエールを送りました。
さて、町では3月議会が終わりました。3月議会は、令和7年度の予算案を審議いただく議会で、23日間と長期間にわたる長丁場の議会でした。審議の中で、議員の皆様から多くのご意見、ご提言をいただきました。一般質問においても、特に財政問題につきましては、自主財源の確保や事業の見直し等、様々なご意見をいただきました。どのご意見、ご提言も重要な案件ではありますが、一方で、今後の大きな財政需要を控えた中においては、慎重に対応せざるを得ない状況がある点につきましては、ご理解をいただきたいと考えています。
令和7年度におきましては、町民の皆様お一人おひとりが、田上町で暮らすことに誇りを感じ、「未来に希望を持てる年」となるよう職員共々しっかりと取り組んでまいります。