くらし 身近にひそむ電気火災に注意!

昨年、高岡市消防本部管内(高岡市・氷見市)では、55件の火災が発生しました。出火原因別では、モバイルバッテリーなどの電気機器や電化製品のコード類などの電気器具類が原因である「電気火災」が最も多く発生しており、近年は増加の傾向にあります。電気器具類を発火源とする火災の中でも近年、増加傾向にある充電式電池と電化製品のコード類の火災予防対策についてご紹介します。

出火件数の推移と原因別の発生状況

■充電式電池
近年、火災原因として全国的に増加が著しいのが、モバイルバッテリーのように繰り返し使える充電式電池によるもので、次のとおり予防対策を実施しましょう。
(1)落下による発火
(2)水に落としたことによる発火

○予防対策
充電式電池は、説明書に記載されている使用方法を守り、電池をぶつけたり、漏らすなどをしてしまった時は、電池に異常がないかしっかり確認し、電池が膨らむなど少しでも異常があれば、使用をやめましょう。充電式電池は近年使用が増え、それに伴い、火災件数も増えています。原因は様々で、使用方法の不備や改造、製品の不良などがあります。PSEマーク※が表示されているかなどを確認し、一定の安全が確保されているものを使用し、火災を起こさないようにしましょう。
※PSEマーク…「電気用品安全法」を満たしていることを示すマークのこと

■コード類
多くの電化製品に共通するコード類でも次のような原因で多くの火災が発生していますので、予防対策を実施しましょう。
(1)踏みつけにより発火
(2)束ねていたことにより発火

○予防対策
日頃から配線の状態などを確認しましょう。コード類は、家具などの物陰にあることが多く、日頃から気にすることは少ないと思います。点検を行い、異常を見つけ、火災を防ぎましょう。

私たちの生活には欠かせない電気器具類ですが、常に火災のリスクが潜んでいることを忘れずに、適切な使用・維持管理に努めていきましょう。

問合せ:
高岡市消防本部予防課【電話】22-3132
氷見消防署【電話】74-8300