くらし 〔公共交通特集〕「出かけやすいまち、出かけて楽しいまち」を目指して(3)

◆公共交通を使って、まちも自分ももっと元気に!
公共交通を利用すると、停留所や駅までの移動で自然と歩く時間も増え、フレイル予防や生活習慣病の改善につながります。さらに、人と会う機会が増えることで気持ちも前向きに。お店や観光地にも足を運びやすくなり、地域の活性化にもつながります。
みんなが公共交通を利用することで、地域全体がもっと便利で暮らしやすくなります。「たまにはバスや電車で出かけてみよう!」そんな小さな一歩が、自分の健康とまちの未来をつくる第一歩です。
黒部市では、公共交通を使いいつまでも健康で安心して地域で生活が送れるよう、様々な取り組みを行っています。

◇「ふれあい福祉券」で閉じこもり防止!
高齢者の外出を促し、健康増進や公共交通の利用促進を目的に、ふれあい福祉券を配布しています。市内の施設や公共交通機関等で利用でき、1枚につき100円の割引きが受けられます。詳しくはP14へ。

◇高齢者向け定期券の購入費用を助成します!
住み慣れた地域でいきいきと生活できるよう、富山地方鉄道(株)の定期券購入者のうち、70歳以上の方を対象に、購入費用の一部を助成する制度があります。詳しくはP14へ。

◇運転免許自主返納後は公共交通でお出かけを!
対象:65歳以上の黒部市民で、有効期間内に保有する運転免許の全部を自主返納された方
支援メニュー:市内の路線バス(電動ミニバス含む)に無料で乗車できるフリーパス(無期限・希望者全員)+次のいずれか1つ
(1)市内タクシー業者の利用券(有効期間…2年間)
(2)富山地鉄ICカード「えこまいか」
(3)富山地鉄「ゴールドパス」購入費助成
(4)電動補助機自転車購入費助成
(5)デマンドタクシー回数券購入費助成

◆職員出前講座をご活用ください!
市では、公共交通について知りたい・学びたい方のために職員出前講座を行っています。便利なデマンドタクシーの使い方や登録方法、バスや電車の活用法などについて市の職員が分かりやすくお話しします。地域の集まりや職場の研修など、様々な場面で利用できます。お気軽にお問合せください!

問合せ:都市計画課
【電話】54-2647

◆公共交通に乗って出かけよう!
◇くろワン×地域おこし協力隊加藤隊員プレゼンツ 目標5,000歩! 宇奈月温泉街の桜を訪ねて歩こう会
「もっと宇奈月のことを知ってほしい!」そんな思いで加藤隊員が企画!普段は車での移動が多い皆さんにくろワンきっぷを活用していただき、ガイドの解説を聞きながら毎日の健康維持に必要だといわれる5,000歩を目指して歩きます。宇奈月温泉街の桜を探してまち歩きをしませんか?
日時:4月12日(土) 10:00〜11:30
会場:宇奈月温泉地区
参加費:無料
*くろワンきっぷを各自購入
定員:10名
*定員に達し次第締切
対象:小学生以上
申込:くろワンきっぷ事務局
【電話】56-9687

◆公共交通とまちの未来、一緒に考えてみませんか?
令和6年度公募提案型協働事業の採択団体『鉄道を活かしたまち黒部』は、黒部の鉄道の未来と地域の活性化について考える場をつくり、議論を深める活動を行っています。今回は、団体の皆さんにその取り組みについて伺いました。

◇鉄道を活かしたまち黒部
活動内容:鉄道とまちづくりについて考えるワークショップ、講演会の開催等
〔Interview〕
黒部市は、古くから鉄道沿線に発展してきたまちです。鉄道は、地域住民の生活に必要な移動手段であると同時に、県外からの来訪者にとっても重要なものであると考えています。私たちは、市民の皆さんが公共交通、中でもまずは「鉄道」について考えるきっかけをつくりたいと思い、活動しています。令和6年度は、鉄道の歴史などをご紹介する講演会や話し合うためのワークショップを開催しました。地域の鉄道が今後どうなるかという話題もありますが、一人でも多くの方に「なぜ鉄道が必要なのか」を自分ごととして考えてもらえたらいいなと思います。今後も、講演会やワークショップを開催したいと考えていますので、市民の皆さんに足を運んでもらいたいです。