- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県砺波市
- 広報紙名 : 広報となみ 令和7年10月号
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※QRコードは、本紙P.21をご覧ください。
■訪問看護ステーションからのお知らせ
砺波市訪問看護ステーション
師長 小川晶美
「病気の後、言葉がうまく出てこない」「最近、食事中にむせることが増えた」などのお悩みはありませんか?住み慣れたご自宅で安心して生活が送れるよう、言葉と食事の専門家がご自宅へ伺い、一人ひとりに合わせたサポートを行います。
◆言語聴覚士が「話す・聞く・食べる」をご支援します
言語聴覚士は、コミュニケーションや食べる機能(嚥下(えんげ))のリハビリを行う、国家資格を持つ専門職です。
◇「話す・聞く」の支援(コミュニケーション)
脳卒中などの後遺症で「言葉が出にくい(失語症)」、「ろれつが回りにくい(構音障害)」といった症状に対し、言葉を引き出し、はっきりと発音するための訓練などを行います。ご本人の「伝えたい」という気持ちに応え、ご家族と一緒に円滑なコミュニケーション方法を見つけます。
◇「食べる」の支援(嚥下)
加齢や病気で飲み込む力が弱まると、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)のリスクが高まります。言語聴覚士は、安全に食事を続けるために、飲み込む力を鍛える訓練のほか、楽に食べられる姿勢、ご本人に合った食事の形態(とろみ食など)を具体的にアドバイスします。
◆看護師との連携で、より質の高いケアを
看護師が日々の健康状態をしっかり把握し、言語聴覚士が専門的なリハビリを提供します。多職種が連携することで、より総合的で安心なケアを実現します。
通院が難しい方も、リラックスできるご自宅で、実際の生活に即したリハビリを受けていただけるのが訪問の大きなメリットです。
住み慣れた地域で、いつまでも自分らしく暮らしたい、そんな市民の皆さんの想いに寄り添います。「話す・聞く・食べる」ことでお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
【ご利用の対象となる方】
病気や障害などにより、コミュニケーションや食事に支援が必要で、医師がリハビリ訪問を必要と認めた方です。
利用をご検討される場合は、かかりつけ医、担当ケアマネジャー、地域包括支援センターへご相談ください。
【お問合せ】
砺波市訪問看護ステーション(市立砺波総合病院内)
【電話】0763-32-7055