- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県加賀市
- 広報紙名 : 広報かが 令和7年6月号
■加賀市の保育・教育×まちづくりの未来 地域における保育園の役割とは?
シンポジウムでは、松本理寿輝氏(まちの保育園・こども園代表JIREA代表まちの研究所株式会社代表取締役)、馬場正尊氏(公共R不動産プロデューサー)、島谷千春前教育長によるオープンダイアログが行われました。「加賀市の保育・教育×まちづくりの未来」をテーマにしたダイアログの一場面をご紹介します。
”保育園では、先生たちが子どもに「どう思う?」と問いかけることを大切にしており、それが子どもたちの想像力や考える力を育てていることに感動しました。
加賀市では、そうした工夫を小中学校にも広げようと、空き教室を使って子どもたちが自由に学べる場所をつくるプロジェクトが進んでいます。子どもがのびのびと自分らしく学ぶためには、空間的な整備(ハード)と大人や地域の関わり(ソフト)の両方が大切です。「遊び」こそが創造の原点であり、これからの仕事の在り方にも通じるものです。たとえば、道草をしたくなるような通学路を、子どもや保護者と一緒になって考えることも創造的なまちづくりの一歩となります。正しい答えが一つとは限らない今の時代、遊び心を持って、失敗しながら試行錯誤することが大事です。“
■今年度の公立保育園のテーマは「加賀のまち」
令和6年度は「自然」だったテーマを令和7年度は「加賀のまち」と設定して進めていくことなりました。
加賀市に住んでいる大人が知っている「加賀のまち」は、豊かな自然に包まれ、歴史や伝統文化が大切に受け継がれ、あたたかいコミュニティを持つ地域であり、もちろんそれは特別な魅力だと思います。
ただ、その一方で、子どもたちが知っている、そしてこれから出会う「加賀のまち」はそれとは違っていて、私たち大人が加賀市の良さについて、気付き直すきっかけとなるかもしれません。
子どもたちは園での学びの中で「加賀のまち」にどのように出会い、感じ、表現し、私たち大人に伝えてくれるのか?それを楽しみながら、子どもたちと一緒に学び、気づいていくプロセスを大切に2年目の歩みを進めていきたいと思います。
問合せ:子育て支援課
【電話】0761-72-7855