くらし 特集 空き家を生かした、イカした暮らし(2)

◆[check]空き家を住まいの選択肢の一つに!
中古住宅の大きな魅力は、新築住宅に比べて初期費用を抑えられるところです。築年数が古くても、自分好みの間取りや内外装にリノベーションしたり、耐震性や断熱性を高める工事を行ったりすることで、新築に劣らない快適な暮らしを実現できます。
空き家の活用を検討する場合には、建物状況調査(インスペクション)の利用などにより建物の劣化や不具合の状況を十分確かめた上で、納得したものを購入してほしいです。
福井市空き家等利活用等検討会議
会長 辰野光彦さん
副会長 西和成さん

◆[check]空き家を生かす!三つのポイント
思い入れのある家を手放すことにためらいがある、何をしてよいか分からない、などの理由から、つい空き家は放置されてしまいがちです。放置するうちに徐々に劣化し、価値が下がったり住むことができなくなったりする場合があります。現在空き家を所有している人は、次の三つのポイントを心がけ、適切な管理に努めましょう。
また、現在空き家を探す人は増えてきており、その希望条件はさまざまです。空き家として放置することなく本当に必要とする人につなぐため、まずは一歩踏み出しませんか。
住宅政策課 副主幹 伊坂

▽1 空き家の今後について家族で話し合おう!
「自分たちで住む」「建物を売却する」「建物を解体して更地にする」などさまざまな方法があります。空き家を放置せず、今後について家族と話し合いましょう。

▽2 手入れをしておけば、売れやすい!
定期的な換気や清掃、草刈りなど、適切な維持管理に努めましょう。自分で管理することが難しい場合は、空き家管理代行サービス事業者や市役所に相談しましょう。

▽3 近所の人たちとの関係作りが大切!
空き家の管理不十分によるご近所トラブルを避けるためにも、自治会や近隣の人に、緊急連絡先や帰ってくる頻度などを伝えておきましょう。

◆[check]福井市の空き家対策事業
●福井市空き家情報バンク
市内の空き家(一戸建て中古住宅)を売りたい・貸したい人の物件情報を紹介しています。

▽[所有者向け]支援制度(一例)
事業名・補助金額:
・空き家無料相談会…自己負担なし
・空き家流通アドバイザー派遣事業…自己負担なし
・空き家適正管理促進事業…上限3万6000円/年×2年間(*)
・空き家家財処分支援事業…上限5万円(*)
・空き家リフォーム支援事業…上限30万円(*)

●福井市空き家使いたいバンク
市内の空き家(一戸建て中古住宅)を探している人の活用ニーズを紹介しています。

▽[活用者向け]支援制度(一例)
事業名・補助金額:
・空き家診断支援事業…上限3万5000円(*)
・空き家取得支援事業…上限90万円(*)
・空き家リフォーム支援事業…上限30万円(*)
・空き家家賃支援事業…上限2万5000円/月×1年間(*)
・多世帯近居中古住宅取得支援事業…上限30万円(*)

*各支援を受けるには、要件があります。詳しくは、ホームページをご覧ください。

今年度の募集を終了しているものもあるので、ご注意ください。

■お待ちしてま~す!
住宅政策課 空き家対策係

所有する空き家が活用されることは、地域の活性化にもつながります。空き家のことで知りたいこと、不安に思っていることがある人は、私たちにお気軽にご相談ください。一人一人の悩みに寄り添い、全力でサポートします!

(今こそ一歩踏み出すネ!)

問合せ:住宅政策課
【電話】20-5571【FAX】20-5573