くらし 【特集】令和7年度 勝山市当初予算 重点政策(1)

未来に、投資を。

■子育て支援のその先へ こどもの未来に全力投資!
第6次総合計画がスタートして3年。これまで計画に掲げた6つの政策目標に沿ったまちづくりを推進してきました。特に観光面では勝山を訪れる観光客が大きく増加しており、産業の活性化に向けて大きなチャンスを迎えています。
このチャンスを捉え、持続可能なまちづくりを推進するため、これからは次世代の担い手育成にも力を入れていきます。
『未来に、投資を。』
令和7年度は子育て支援策を中心に新たなステップへと踏み出していきます。

◆総合計画 6つの政策目標
2つの創る:
・地域の未来を創る
・まちの楽しさを創る
4つの守る:
・子育て・教育
・福祉・健康
・産業・経済
・防災減災・生活環境

◆令和7年度 当初予算
予算総額:248億1,045万円(前年度比5.7%増)
令和7年度の当初予算は、新中学校の建設工事費などの影響で市制施行以来、最高規模になりましたが、引き続き健全な財政運営に取り組んでいきます。

一般会計:福祉や教育、道路の整備など、市の基本的な事業を行う会計…161億円(前年度比8.6%増)
特別会計:国民健康保険や介護保険など、特定の事業を行う会計(5会計)…56億7,461万円(前年度比1.2%減)
企業会計:市民の皆さんに飲用可能な水を供給し、適切に下水処理を行う会計…30億3,584万円(前年度比4.3%増)

◇一般会計の内訳

問合せ:財政課(市役所3階)
【電話】88-8120

◆こどもの可能性が広がる勝山市へ
誰もが安全で安心して子育てできる環境を。
市では全てのこども・若者が幸福な生活を送ることができる社会「こどもまんなか社会」の実現を目指し、「勝山市こども計画」を策定しました。
市の児童数(0~11歳)は、減少傾向が続いており、特に5歳未満が大きく減少しています。
市では計画の策定にあたり、中学生や高校生へのWEBアンケート、保護者を対象にしたアンケートを実施。いただいた意見を踏まえ、より充実した子育て環境を整えます。

◇児童数の推移

資料:住民基本台帳

◇基本理念
こどもが育つ、まちが育つ、わいわいわくわく未来のかつやま

◇基本目標
(1)こども達が健やかに成長できるための、教育、福祉、遊びの環境を整え、安心して結婚・出産・子育てができるまちを目指します。
(2)新しい時代を生き抜く力を育むまち、社会で活躍できる人材を育むまちを実践し、勝山の未来につなげていきます。
(3)わいわいわくわく笑顔あふれる勝山、活力ある未来を目指します。

◆115(いいこ)プロジェクト スタート!
計画を推進する取り組みのひとつ、勝山の未来を担うこどもたち自身の夢を応援し、市の発展につなげる「応援金115(いいこ)」。
この「応援金115(いいこ)」を中心に、こどもを産みやすく育てやすい魅力あるまちをつくり、人口減少に歯止めをかけます。

◇POINT01
3大無償化(こども医療・保育料・児童センター利用料)などの独自支援でこども・子育ての経済的負担を大幅に軽減!

◇POINT02
育児講座・相談や英語教育に力を入れ、こどもが育つ環境を充実!

◇POINT03
U・Iターンや新婚生活をスタートされる方への支援を充実し、移住や定住、市民の活動を積極的に後押し!

◇115プロジェクト
・子育て
・結婚
・教育
・出産
・移住
・仕事
・住宅
・PR

■地域の未来を創る
令和7年度当初予算では、子育て支援策の充実に加え、超高齢化社会への対応、AIやIoTをはじめとするデジタル技術の進展、健康意識とライフスタイルの変化、環境問題と持続可能性、ジェンダー平等や多様性の尊重など、近年の目まぐるしい社会の変化に対応できる安全安心な「楽しい笑顔のまち勝山市」の実現に向けた予算を計上しています。

(1)地域おこし協力隊等設置事業
予算額→3,318万円
地域おこし協力隊員の待遇改善を行い募集を強化するとともに、関係人口の創出や地域活性化の取り組みを進め、勝山市への定着・定住を図ります。

(2)地域みらい留学への参画
予算額→66万円
勝山高校が取り組む地域みらい留学(県外からの留学生の募集)を推進するため、地域・教育魅力化プラットフォームに参画し、勝山高校への入学を推進します。

(3)恐竜学部生への支援
予算額→225万円
福井県立大学恐竜学部の学生へ、学び応援金、家賃、自動車維持費および引っ越し費用を助成し、市内居住を促進します。

(4)English Summer Clubの開催
予算額→10万円
小学校の夏休み期間に、小学校5・6年生を対象にしたEnglish Summer Clubを開催し、多様なプログラムを通じ、英会話がある日常を体験できる機会を提供します。