- 発行日 :
- 自治体名 : 福井県あわら市
- 広報紙名 : 広報あわら 第255号(2025年5月)
一般会計当初予算額:174億3,000万円
■「暮らしやすくて幸せを実感できるまち」を目指して
令和7年度一般会計当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ174億3,000万円で、前年度と比較して19億7,000万円、12・7%の増となりました。
この要因として、竹田川周遊エリア整備事業や中学校体育館空調整備事業の本格化に加え、ふるさと納税寄附額の増加に伴う必要経費の増額が挙げられます。
■市の貯金―財政調整基金
市の貯金である財政調整基金は、令和6年度末で前年と比較して1億円減の37億8,000万円となる見込みです。令和7年度当初予算では、財源不足を補填するため、13億7,000万円の取り崩しを計上しています。
■市の借金―市債残高
市の借金である市債の残高は、令和6年度末で約160億3,000万円となる見込みです。令和7年度当初予算では、10億6,300万円の借り入れを予定しており、令和7年度末の市債の残高は、前年と比較して約5億8,500万円減の約154億4,600万円となる見込みです。
■各会計の当初予算額(合計252億9,824万円)
▽芦原温泉上水道財産区水道事業会計 2億4,606万円
芦原地区の特定区域(財産区)の水道事業にかかる会計
▽一般会計 174億3,000万円
市の基本的な行政サービスの経費を収支する会計
▽特別会計 39億7,950万円
保険料など特定の収入を特定の支出に充てる会計。収入の使い道が決まっているため一般会計とは分けています。
国民健康保険特別会計:29億1,770万円
後期高齢者医療特別会計:4億8,980万円
農業者労働災害共済特別会計:500万円
公共用地先行取得事業特別会計:5億6,700万円
▽企業会計 36億4,268万円
一般の会社と同じように、独自の収入でその経費をまかなう「独立採算」を原則とする会計
水道事業会計:14億4,023万円
公共下水道事業会計:22億246万円
■主な事業の予算額
中学校体育館空調設備工事:3億330万円
竹田川周遊エリア整備事業:1億3,800万円
ふるさと納税返礼品開発等支援事業:1億円
給食費負担軽減事業:7,555万円
子どもの遊び場整備事業:1,800万円
■家計簿でチェック!
令和7年度の当初予算174億3,000万円を3,000分の1に置き換えて家計簿にしました。
収入をみると、昨年より基本給与は増えていますが、貯金の取り崩し額も増えています。また、収入の約半分を親からの援助に頼り、銀行からの借り入れも毎年行っている状況です。今後は、借り入れへの依存を減らし、基本給与や諸手当、副業収入の増加に努めていく必要があります。
支出では、食費や医療費、借金の返済など節約が難しい固定的な支出が約半分を占めています。今後数年間はこれまで借り入れた借金の返済額が増加していくため、収支のバランスを取りながら家計をやりくりしていく必要があります。
問合せ:財政課
【電話】73-8008