くらし [特集]5月から始める熱中症対策について

熱中症は、夏に起こるイメージが強いと思いますが、梅雨入り前の5月頃から発症します。5月からは「夏日」が増えますが、まだ汗をかくことに慣れていないこの時期は、急に気温が高くなっても発汗がスムーズにいかず、熱中症のリスクが高まります。特に、高齢者や乳幼児、持病のある人などは体温を調節する機能がうまく働かないため、熱中症に注意が必要です。
・5~9月の熱中症による救急搬送人数(全国)

参考:総務省 令和6年10月29日 消防庁統計

■熱中症の症状
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態です。重症になると命にかかわることもあります。主な症状としては、次のものがあげられます。
〔こんな時は【電話】119番!〕
・意識がない
・ぐったりしている
・起き上がれない
・自力で水が飲めない

・めまい
・立ちくらみ
・筋肉のこむら返り
・生あくび
・筋肉痛
・大量の発汗
[病状がすすむと…]
・頭痛
・嘔吐
・虚脱感
・倦怠感
・集中力低下
・判断力低下

■指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)をご活用ください
危険な暑さから避難できる場所として、次の施設をクーリングシェルターとして開放します。
場所や開放時間など、詳細については町ホームページをご覧ください。

◇クーリングシェルター一覧
・越前町役場
・越前町生涯学習センター
・朝日コミュニティセンター
・宮崎コミュニティセンター
・越前コミュニティセンター
・織田コミュニティセンター
・文化歴史館・図書館織田分館
・町立図書館
・生涯学習センター糸生分館
・越前町社会福祉センター
・越前地域福祉センター
・越前陶芸村文化交流会館
・道の駅「越前」
・町内郵便局(8か所)
・町内ゲンキー(3か所)
※利用にあたっては各施設の指示に従ってください。

■熱中症予防のポイント
熱中症を防ぐためには、以下のような対策をとることが大切です。

◇室内では
・扇風機やエアコンで適切な室温に調節しましょう。
・カーテン、すだれを利用しましょう。

◇屋外では
・日傘や帽子を着用しましょう。
・日陰やクーリングシェルターを利用し、こまめな休憩をとりましょう。

◇体に熱をためないために
・通気性の良い、速乾性のある衣服を着用しましょう。
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、体を冷やしましょう。

◇脱水状態にならないために
・室内でも屋外でも、のどの渇きを感じなくても、スポーツドリンクなどでこまめに水分・塩分を補給しましょう。

◇暑さに強い体づくり
・暑さに負けない体にするため、本格的に暑くなる前の今の時期から、ウォーキングなど汗をかく運動を継続して行いましょう。

問合せ先:健康保険課
【電話】34‒8710