くらし 障がい福祉コーナー

障がい福祉に関わるさまざまな話題を紹介していきます。
今回は…自立支援医療(精神通院医療)制度のご紹介
3月は、自殺対策基本法で定められる「自殺対策強化月間」です。自殺はさまざまな要因が連鎖して起きているものですが、その一つとして心の健康問題や精神疾患が挙げられます。
しかし、これらの治療は、長期通院と服薬が必要な場合が多く、医療費が患者さんやそのご家族にとって大きな負担となることがあります。そこで、経済的な理由で治療を中断するリスクを減らし、安心して適切な治療を継続して受けるために、医療費の自己負担を軽減する制度が設けられています。

制度の内容:通院での治療にかかる医療費(診察料、お薬代等)の自己負担割合が、1割に減ります。
そのうえで、1か月当たりの自己負担額の上限が所得に応じて設けられます。
対象となる病状:うつ、意欲低下、強度の不安、ストレス関連の障がい、認知症、記憶障害、薬物依存症、幻覚・
妄想などの幅広い病状に対応しています。
制度を使うには:病院で作られた専用の診断書をご用意いただき、市役所の窓口で申請する必要があります。
指定された医療機関の利用など、制度の利用には一定の条件がありますので、関心がある方は、市役所障がい福祉課までお問い合わせください。

問合せ:障がい福祉課
【電話】282-6197