- 発行日 :
- 自治体名 : 山梨県北杜市
- 広報紙名 : 広報ほくと 令和7年8月号
朝ごはんが1日を元気に過ごすための活力源になることや学力・体力向上につながるなど、私たちの身体にもたらす効果は皆さんもご存じのことと思います。
今回は、暑い季節の朝ごはんの役割についてお伝えします。
■熱中症予防には朝ごはんがカギ
私たちは睡眠中にコップ1杯程度の汗をかいているため、1日の中で朝が最も脱水状態にあります。
さらに、夏は気温の上昇とともに発汗で体温調節をします。そのため、1日の始まりに朝ごはんをしっかり食べて水分や塩分を補給することが熱中症予防に重要となります。普段、朝ごはんを食べていない方は、まずは、生活時間を見直し、何かを食べるところから始めましょう。
■注意が必要な子どもたち
乳幼児は自ら体温調節や体調の変化には気づきにくいものです。朝ごはんの摂取に加え、水分補給など大人が声をかけましょう。また、中高生は朝ごはんの欠食率が高い傾向にあります。部活動など激しい運動や活動が盛んな年齢でもあるため、積極的に朝食を摂取することが体調管理に有効となります。
■おすすめ簡単朝ごはん
朝ごはんの大切さを理解しても、頭を悩ますのは、実際の調理ではないでしょうか。ここでおすすめなのが、「みそ汁」です。
○ステップ(1) ごはん+みそ汁を用意しましょう
ごはんから糖分、汁物からは水分と塩分の両方を補うことができます。
時間がないときは、インスタントの汁物もおすすめです。汁物のうま味で食欲のスイッチが入ります。
○ステップ(2) 慣れてきたら汁物の具を増やしてみましょう
卵や肉、野菜を加えた具沢山な汁物を作ってみましょう。たんぱく質やビタミンも摂取できるので熱中症対策に加え、夏バテ予防にもなります。
○ステップ(3) 余裕がでてきたら、1品プラスしてみましょう
納豆や目玉焼き、サラダやお浸しなど、1品プラスしてみましょう。また、旬の食材は栄養価が高く、その時期に必要な栄養が豊富ですので食卓に取り入れていきましょう。
暑い日が続くと食欲が減退する方も多く見受けられます。また、夏休みなどの長期休暇中には、生活リズムが崩れやすいため、熱中症予防や健康維持のためにも朝ごはんをしっかり食べて、元気に夏を乗り切りましょう。
こども保育課
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